usa8-4a.html    第4回「八幡文化を訪ねる旅」 
               宇佐神宮ご神幸祭
202年7月27日
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「八幡文化を訪ねる旅」の第案回目3回目に参加した。今日は、宇佐神宮で行われる祭事「御神向祭」。その趣旨内容は、宇佐神宮のホームページに説明されているので、以下に転載した。

御神幸祭(御祓会) 宇佐神宮ホムページより転載

古くは「御祓会(おはらいえ)」と呼ばれていましたが、今日の「夏越神事(なごしのしんじ)」のことです。上宮での祭典の後、本殿より三所のご神体が三基の神輿(みこし)に乗り境内の頓宮(とんぐう)(御仮屋)までご神幸になります。
行列は、猿田彦を先頭に蝶・鳥・駒(小学生奉仕)の美しい衣装を付けた前陣と、一文字笠に裃(はかま)を着けた供廻の人達と続く、宮司は輿に乗り、道ばやしの太鼓や笛を打鳴しながら300余人が神輿のお供をします。

この祭典は、三基の神輿が先陣争いをすることから、別名を「けんか祭」とも呼ばれています。
(現在は、先着争いは見られませんでした。)

神輿が頓宮に着くとご神体が仮殿に移され、その横を斎庭に設けられた祓所に三本の川御幣(昔は祓川の中に立てられていた)を立て、その前で「菅貫(すがぬき)神事」という解縄串(ときなわぐし)による古式の祓い神事が厳粛にとり行われ、国家安泰・五穀豊穣・万民息災などの祈念が込められます。

三所のご神体は、頓宮で三日二夜ご滞在して、再び神輿にのせられ、上宮本殿にご還幸されます。

祭り3日目の「お上り」は「お下り」の逆で頓宮(とんぐう)から上宮までを練り歩きます。

3基の神輿(みこし)を中心とした神輿行列は子供達の道行きばやしや裃姿の男衆などの時代行列で勇壮華麗な行列です。

三基の神輿については、宇佐神宮の御祭神が八幡大神(応神天皇)と比売女大神(ひめおおかみ)と神功皇后(息長帯姫命-おきながたらしひめのみこと)の三神がそれぞれのります。

宇佐神宮は神輿(みこし)発祥の地と云われています。これは西暦749年に東大寺の大仏殿ができたとき多大な援助をした八幡神が東大寺に招かれ、その時に神輿(みこし)を仕立てて八幡様を東大寺にお連れしたのが、神輿の起源と云われているからです。

少し早めに到着し、「じなし」さんと前回の摂社・末社で確認出来ていないものを確認しようと境内を探索した。成果は若干。

お祓い所前に出ると、大きな「茅の輪」が参道の中央に置かれている。説明書きに従い、茅の輪をくぐった。

説明書きは以下の通り

夏越祭(茅の輪くぐり)のご案内
◎茅の輪くぐりの由来
 古来より日本の国の各神社では、盛夏をのり切る方法として茅の輪をくぐる神事がなされてきました。茅の輪をくぐる事で心身の穢れ(目に見えないわざわいや心の弱り)を除いたり、厄(災難)を祓う為の有効な手段がこの儀式と言われています。(昔より茅(茅がや)の穂・茎・葉は強壮薬として用いられておりました)
◎茅の輪くぐりの作法
一.まず正面に立ち一礼をします(正月から現在まで健康でいられる感謝を込め)
一.左回りで一度くぐります。
一.次に右回りで一度くぐります。
一.次にもう一度左廻りでくぐり、正に立ち一礼します。(夏から正月を迎えるまで健康でいられる様)

暑さに茹だりながらの探索で大汗をかき、かき氷をいただく事にした。駐車場近くまで戻り、おみやげ屋さんでかき氷を注文する。これは、同行の「じなし」さんのおごり。きめの細かい口溶けのイイかき氷は懐かしい味だった。値段は200円。ちょっと安い気もする。200円でこれだけ気持ちよくなれるとは、今時有り難い。

今日の待ち合わせ場所は「呉橋」との連絡をいただいた。3時頃到着予定のバスを橋のたもとの木陰で待つ。暑い!
時折通りゆく子供達も今日の祭りに参加するご近所の人も大きな声で挨拶してくれる。
待てどなかなかバスが来ない。なんと、後藤先生の勘違いで、バスは神社東側のグランド駐車場へ着いたようだ。NHKの安藤さんが迎えに来た。
本日の参加者全員揃ったところで、茅の輪くぐりをし、上宮へと向かう。

上宮には、祭りを担う宇佐市の関係者が大勢集まっていた。

そこにはいつもと違う上宮があった。日頃は扉が閉ざされて見る事が出来ない建物内部が見える。前回の境内摂社・末社で見る事が出来なかった春日神社、北辰神社、住吉神社を見る事が出来た。

やがて、神職がお供え(神饌:しんせん)を順次運んで供えていく。祭事の準備が手際よく進められていく様子を見る事が出来る。神饌を運ぶ神職は、息をかけないようマスクをすると思っていたが、マスクは無かった。

御神幸祭 陣列

現行の行列次第

宇佐神宮の祭礼行事