T-3h 国東半島峯道ロングトレイル T-3 を歩く 2015/1/11

日平観音堂
14:02

観音堂前には不動明王像が睨んでいます。

旧観音堂 老朽化により、下に新しい観音堂が建てられています。

身濯神社(六所権現)
案内板によれば、かつて無動寺があった場所とある。山号の小岩屋山は、この裏山の事だろうか?

境内には、なかなか珍しい石造物が多く見られる。 左手の林の中には、太鼓状の石橋や岩壁に磨崖された庚申塔も確認出来る。 本殿の後の岩壁にも磨崖されていたような痕跡が見受けられる。

本殿右後ろの一段高いところには、鳥居があり、額装には山王権現と刻まれている。その石殿の右手岩壁には、国東塔らしき磨崖が並んでいる。 寺の面影が色濃く残る。

仏か神か?

山王宮の額束の鳥居

岩屋の本殿

無明橋・・石の裏側に文字が書かれています。

14:11

厳之院明王堂

身濯神社から程なくの右手に位置し、不動明王を主尊として祀る。 お堂は裏の岩を抱き込むように造られ、岩に不動明王をはじめ多くの仏を祀っている。
少し紹介すると、弘法大師、観世音菩薩、馬頭観音、愛宕明神、阿弥陀如来他。

さらに、「社日」と彫られた石塔も供えられている。 社日信仰の場でもあるようだ。 ちなみに、社日とは、春と秋の戊(つちのえ)の日で、春の社日には五穀の種をまつって豊熟を祈り、秋の社日では初穂をそなえて豊穣を感謝する。国東地方では、「お社日様」として祭事が行われる。

春には、このお堂でおせったいが行われ、多くの参拝者で賑わう。

また、このお堂の隣には三界萬霊の碑、稲荷神社、五輪塔ほか多くの石造物が祀られている。

中の坊磨崖仏 (市教育委員会看板転記)
(室町末期~江戸初期)
市指定史跡
(昭和五十二年一月十二日指定)
中央に大日阿弥陀如来坐像安置。
向かって右に如意輪観音左に地蔵菩薩刻出
他に種子板碑・磨崖板碑・五輪塔、連碑等 
豊後高田市教育委員会(平成十五年二月)