matama-a-08 真玉町の文化財
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 身濯神社

案内板によれば、かつて無動寺があった場所とある。山号の小岩屋山は、この裏山の事だろうか?

境内には、なかなか珍しい石造物が見られる。左手の林の中には、太鼓状の石橋や岩壁に磨崖された庚申塔も確認出来る。本殿の後の岩壁にも磨崖されていたような痕跡が見受けられる。

本殿右後ろの一段高いところには、鳥居があり、額装には山王権現と刻まれている。その石殿の右手岩壁には、国東塔らしき磨崖が並んでいる。

無動寺の面影が色濃く残る。

身濯神社の鳥居

石灯籠に顔

寺の門のイメージが強い

灯籠の足の下に潜む?

奇抜な形の宝篋印塔

かわいい太鼓橋

磨崖庚申塔
上の写真の白い2枚の石版下の黒い部分を拡大すると三猿が確認出来る。残念ながら、嵌め込まれていただろう庚申塔は、見あたらない。

岩屋の本殿

本殿と末社

六所権現の額

山王権現

磨崖の五輪塔?

岩壁の穴・・灯明用だろうか?

磨崖の国東塔・・背後に穴(空間)がある。お供え用のものか?

 観音堂

神社右上に観音堂がある。神社との位置関係がやや不自然だが、神社が以前寺だったとすれば不思議はない。

云われ他は定かでないが、以前、このお堂で春のおせったいが行われていたが、老朽化が激しく、今は下に新しいお堂が建てられている。
下の画像は、2004年の撮影画像である。5月9日のおせったいがこのお堂で出されていた。
大勢の村人が、沢山のお参りに来る人にお菓子のおせったいを出していた。
あれから8年が過ぎ、このお堂も祀っていた神仏は新しく造られた下のお堂に移された。・・やや寂しい。


2004年のおせったいの様子
10人程の村人がお堂の中でおせったいを出していた。

千手観音、弘法大師他多くの石像が祀られていた。
今は、聖徳太子像のみが残されている。

お堂からの下りに見つけた石祠

一石五輪塔

新しいお堂

新しいお堂に並ぶ石像仏