今度は、アサギマダラが卵を産んで、幼虫の餌となる「キジョラン」を見に道端の藪へ案内していただきました。
先ずは、キジョランとは・・
鬼女蘭と書き、学名:Marsdenia tomentosa Morr. et Decne。ガガイモ科キジョラン属に属するつる性の多年草の名称。有毒。
山地の木陰に生息するツル草の一種。小さな白い花を咲かせ、比較的大きな実をつける。
11月から12月頃実がはじけて中から綿毛に覆われた種がが飛び出す。
種を覆う白くて長い綿毛が、髪を振り乱した鬼の姿に似ていることから、キジョラン(鬼女蘭)という名前がついたといわれるそうです。・・WEB情報
画像は、キジョランの蔓とその蔓に下がった実です。比売語曽社の裏の崖にぶら下がっていました。 |
|
|
今にも割れそうなキジョランの実 |
|
卵や幼虫を探す中城さん |
|
|
|
|
|
|
|
|
円の直径は6~7mmほどです。幼虫は、毒から身を守るため、丸く葉を食い破り、毒を含む液を染み出させ、毒の量が減った葉を食べます。徐々に、毒への耐性をつけてから葉全体を食用にして育っていくそうです。また、この時体内に毒素を溜め込み、多の昆虫や鳥に対して捕食されないようにしてとの事です。あの毒々しい斑模様は、毒があるぞと他の昆虫や鳥に知らせるためのようです。
さて、なんでこんな毒のある植物を餌にするのか?自然界で一番の敵は人間、その人間と食べるものが異なれば駆除されなくて済みます。ここまで考えて進化して来たのではないでしょうか。
植物も昆虫も人間を敵に回さない進化で種の存続をはかっているようです。ちょっと心配なのは、フジバカマが準絶滅危惧種であることですね。 |
斑模様がはっきりしてきた幼虫 |
|
こんな大きさです |
|
|
|
|
|
|
右の画像は「わすれな草」と言う植物です。中城さんのお話では、この植物を乾燥させたものに春のアサギマダラが群がるそうです。
理由は定かでは無いそうですが、アサギマダラに必要なホルモンなどが含まれているのではとのことでした。
それにしても中城ご兄弟の鋭い観察力や研究心には脱帽です。何時までもお元気でアサギマダラの研究を続けていただきたいと思います。・・春にもよろしくお願いします。
この後、比売語曽社やその元宮を案内いただき、姫島の名湯を紹介いただきました。少々サイクリングで草臥れてきた足腰を気持ちいい温泉で癒やしました。もちろん、中城さんのご指導通り、拍子水元水と温泉に交互に浸かりました。お陰で、足腰の疲れが飛んで行きました。窓からの絶景も楽しみました。・・ここで持参したお弁当をいただきノンビリしました。 |
|
|
|
比売語曽社(ひめこそしゃ) |
|
|
|
|
両瀬に鎮座する村社で、祭神は比売語曽神である。
社殿は檜材の流造りで、開口二・七三メートル(九尺)、奥行き一・五メートル(五尺)、高さ三・六四メートル(一丈二尺)の銅葺きである。
社殿の建築年は不詳。明治六年改築。平成十六年四月、社殿裏の崖上の岩崩落のため拝殿を壊し、その位置に社殿を移した。当時の拝殿は入母屋造りで、総欅材であったが取り壊した。
現在の拝殿はもとあった拝殿より南に十メートル移動した場所に総檜造りで新築した。
本来この比売語曽社の神は、社殿背後の岸壁下の洞窟の中に祀られていた。洞窟の約三メートル奥に祠があり、一個の「石」があった。その石は屋根の形をした四十センチぐらいの石であった。今でもこの洞窟内にある石祠を地元の人は「元宮さま」と言って敬っている。
境内には社務所があったが、社殿の移転に伴い取り壊した。
「姫島の歴史」 木野村孝一著書による |
拝殿 |
|
本殿 |
|
|
|
元宮の石殿(この後の洞窟に元宮さまが祀られている) |
|
洞窟内の石祠(元宮さま) |
|
|
|
|
拍子水温泉・・この右手が七不思議の拍子水 |
|
なんにでも効能が高いそうです |
|
|
|
温泉に浸かって窓から見える絶景(祝い島) |
|
疲れがとれて、良い気分の堀田さん |
|
|
|
|
サイクリング |
|
|
車エビの養殖池・・明日21日は車エビ祭り |
|
私たちを横目で見ながらひなたぼっこ |
|
|
|
国東半島・・両子山も見える海岸線を気持イイサイクリング |
|