目次へ 上香々地石像文化財探訪−2

sub3-95a 2011年12月24日 文字は、の等巾フォント(MSゴシック)でご覧ください。

 山中の金比羅社

五柱大明神のある場所から、道路を20m程下って、廃屋の下の里道を山の中へ歩くと、程なく墓地がある。

墓地を通り過ぎて、更に20m程のぼると急な斜面に立派な石積みが目に入る。
石積み伝いに上を見やると石灯籠、仁王石像が並び、最上段に石殿の祠がみえる。
灯籠には、文政元戊寅歳(1818年)と彫られていた。

少々木々によって飲み込まれそうな状態である。調査の結果金比羅さんを祀っている事が分かった。

小さな狛犬が置かれ、祠を守っている。

石殿前には御幣が立てかけられていた。この地区は、住む人はいなくなったが、今だ信仰されお祭りが執り行われている様だ。

また、この右手の急な斜面にも龕祠があるが、形からして、五柱大明神脇の岩壁の薬師堂龕祠と同じものであろう。自然に飲み込まれる寸前の姿であった。


仁王石像


石殿と狛犬

研究会一行

岩壁の龕祠

墓地にたっていた六地蔵 地蔵菩薩