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2011/9/10

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隊列が一円坊社へ着くのを社の庭では、隊列の到着を大勢の見物客が待ちかまえていた。

社へ着いた隊列は、御神幟旗を入れる古い箱を社の神前へ奉り、神官の祝詞、神楽奉納と手際よく進めていく。

長い年月を経て、古い箱が御神体の扱いになった様に感じる。

厳かな空気の中で、笛・太鼓・鉦の音に合わせてお神楽が奉納される。
狭い拝殿を所狭しと大胆かつ優雅な身のこなしで舞うお神楽が奉納された。

拝殿には、神官と囃子方と舞手と赤根地区の区長が上がり、これから始まる大松明立ての無事や五穀豊穣他の祈願をする。

さて、ここからが本日の最大の見物となる「大松明立て」となる。

直径が大凡1m、長さ約9m、重さは1トンから1トン半と言われる大松明を前に、神官がお払いし、公民館の祭壇の御神火を運んだ小松明の火が移された。
火は、大松明の先端からパチパチと音を立てながら徐々に大きく燃え上がって行く。

消防服に身を固めた今日の指揮役のかけ声で大松明立てがスタートした。

最初は、大松明の下に通した、電信柱程の丸太を片側6人程で担ぎ上げる。少し上がった大松明を支える梯子の支えを移動する。
これを繰り返しながら、おおよそ60度くらいになるまで大きな棒で立てていく。
これから先は、長さが約6m程の真竹40本程で前方を囲む様に支え、少しずつ

この大松明立ては大勢の人手が要る。見物の人たちも飛び入りで大松明立てに参加した。