目次へ 鬼ヶ城探検と黒木山登山
sub3-98b 2012年2月25日 文字は、の等巾フォント(MSゴシック)でご覧ください。

鬼が城探検を終え、大石の上に乗って下界を眺め、その周りを探検した。鬼が城で一心不乱に刀を鍛えた行平さんも通うほどの女性が香々地のどこかへ居たという遠い昔の噂話に花を咲かせている皆さんを置いて、大きな石の裏側をのでいててみた。

大きな石が積み重なるその裏は杉林が斜面を覆っている。上を見上げればかなり急な斜面が林の中に続き、その上は尾根のように見える。ガスで視界がすぐれないのではっきりとは分からない。

林の中を少し上って行くと赤いビニールテープが本の枝に巻かれている。もう少し上るとまた赤いテープが目に入った。
この印は、トレッキングや登山ルートの目印である。
皆さんの所へ引き返し、その事を伝える。

時間は10時少し過ぎ。尾根の上まで登ってみる事に意見が一致した。やはり先頭は大日向親分。急な斜面に取り付いてどんどん上へと登って行く。

後に続く私たちは、急な斜面に足を踏ん張れず、木の枝にしがみ付きながら辛うじて登る。先に尾根に上がった親分の後に続いて私たちも這い上がった。

山本さんのナビで確認すると、この尾根伝いを行けば黒木山へ通じる。赤テープは、黒木山への道を示すものの様だ。

少しここで休憩とした。皆さんがリュックに入れてきたみかんとパンとカリントウをいただいた。私の持ってきたものは何も無い。

今日の予定は、鬼が城探検だったが、黒木山登山が急派追加された。

芳本先生にお願いした講演の開始が13時、それまでに黒木山に登り、金ケ峠に下り、林道を下って・・・山本コンピューターが即座に計算し、十分に間に合うとの結果を出した。

「よっしや!」という事で黒木山を目指して歩きはじめる。昨夜の雨で足元は滑る。尾根を歩いているが、ガスで眺望は良くない。ひたすら、赤テープと地面を睨み、他愛のない話を続けながら歩く。

尾根の高い所にはコンクリートやプラスチックの境界標識がある。それから、鹿の糞は何処にでもある。鹿はどんな急斜面も難なく上り下りする様だ。まあ、鹿は良いとして、イノシシだけにはお逢いしたくない。あの郵送果敢な突進を想像すると背筋が寒くなる。

途中、結構な斜面の上り下りがあったが、誰も転ぶ事無く黒木山(標高499.6m)へ到着した。時間は11時6分。
三角点へタッチして無事の登頂とした。記念に山本さんのカメラに皆でおさまった。画像は山本さんのカメラの中にある?


帰路は、往路の途中から金ケ峠へ下るコースをとる。元来た道を歩くのだから迷う事は無い・・筈だったが、迷った。
尾根が二股に分かれるあたりで、ほぼ真っ直ぐの方向の尾根へ向かった。10mも歩かないと思うが、先頭の大日向さんが、どうも達うと・・・赤い目印のテープもない。直ぐに尾根の分岐まで戻って、もう一方の尾根を進むと赤いテープが見つかった。私達が付けた足跡もある。
間違いなくこの尾根を来たことを確認して歩きはじめる。

こんな時GPSナビがあれば即座に確認できるのだが、山本さんのナビはリュックの中に収められており・・機能せず!

歩きながら、大目向さんと、ナビが欲しいとの話になった。以前から欲しいと思うのだが、通販のボタンを押す勇気が無くて、欲しいだけに終わっている。もしナビがあれば、国東半島の尾根歩きが安全で楽しくなるだろう。欲しい!


程なく、金ケ峠へ下る分岐へ到着。雑木林の中を一気に下ろ。ここでも先頭は大目向さん。私と堀田さんが最後尾を歩く。

他愛無い話に花を咲かせ過ぎてオイテキボリになる。見失って大声で進む方向を確認する。
そこらに自生する木々の話から、林の向こうに見え隠れする谷の事や、調剤薬局の話等々・・これはこれで楽しい時間だった。

やがて、林道の金ケ峠へ到着した。そこには中学生くらいの少年が3人立っていた。間けば、香々地から上って来たとの事。
彼らにカメラマンをお願いして全員並んだ記念写真を撮った。時間は12時5分。

ここから鬼が城人口の駐車場所までは数百メートル。コンクリート舗装の林道を下って行けばスタート地点へ戻って一周となる。