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19時45分畑迫の古幡社へ到着した。社では多くの村人や見物客が待ち受けていた。
社は、多くの御神灯が飾られ、静かな森の闇に幻想的な世界の様に見えた。
御神体の旗が中央に立てられ、松明は、大松明への点火を待つ。
拝殿では、神官の祝詞が唱えられ、神楽が奉納される。
一通りの神事を終えると、参拝者も参加して、大きな松明立ての神事が始まる。肩に担いで運ばれた松明の火が大松明に移される。パチパチと炎は大松明を燃やし始め、時折竹の弾ける大きな音が境内にこだまし、火の粉が降り注ぐ。
先ほどまで鬼の面を着けて神楽を待っていた安藤さんが音頭取りとして大きな声を張り上げる。氏子の他参拝者や見物人も参加して、大松明起こしが始まる。 |
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松明から大松明へ点火 |
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音頭取より消防団への激励 |
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最初は、大松明の下の横棒で担ぎ上げ、上がった分を支えの梯子と柱で突き上げ支える。
比較的危険度の低い作業なので、一般参拝者も多数参加していた。ポイントは、上がった
松明を梯子で間髪入れずに支え直す事。
ここでも、左右のバランスを崩さないよう、音頭取りから繊細で鋭い指示が飛ぶ。
さて、1トンを越えると聞きましたが・・・・怪我だけはしないように頑張りましょう。 |
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飛び入り応援の助っ人
(どこかで見た人?神舞でも・・) |
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第2ステップは竹で突き上げます
(だれかのストロボ同調?) |
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竹で突き上げる内側から・・・ |
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見事立ち上がった大松明・・拍手と歓声! |
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今年も無事に大松明が立ち上がりました。ここに参加した皆さんにも家内安全や健康が約束された事でしょう。そして、赤根の里で「善神王」を信じて祀る村人の皆さんに五穀豊穣・家内安全・商売繁盛ほか多くの徳が与えられた事でしょう。
なにより、事故の一つ無く大松明が立った事を皆で喜こべた事が最高の今日の喜びだったように感じました。
結束・団結・協力・・今の日本から消え始めている力がここにはありました。
夜空を焦がす大松明の炎が境内の私たちの汚れを燃やし、国家安泰・世界平和への明かりとなってくれる事でしょう。
来年もみんなで参加しましょう。
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