←top zenjyousai-ch 赤根 ぜんじょうまつり 2012
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2012/9/10

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大松明の明かりの下で神楽が奉納される


神踊り

神楽が終わり、神踊りと称する供養盆踊りが始まる。会場の参拝者全員に抽選番号が書き込まれたティッシュボックスが配られら。私は93番。・・・なかなか良い方法。段々参加者が少なくなる神踊りを少しでも賑やかにする工夫だろう。おおかたの参拝者が景品の魅力に足止めされている。
私もその一人。93番のティッシュを握って神踊りを見物する。
地元の皆さんほか、グループでの参加も見られた。
なかなか軽快なリズムの神踊りにひとときを楽しんだ。


やがて、終わりに近づいた頃、神の悪戯か、雨が落ちてきた。主催者は慌てて踊りを短縮して景品の抽選へと進める。

傘を差したり、神社の狭い軒下に逃げ込んだり、雨を凌ぎながら景品の当選番号を聞く。・・またしても私の番号が読み上げられることなく抽選会は終了した。

この間、次の当場元を決める吊りくじが行われ、来年の当場元が決まった様だ。


やがて、大松明も燃え尽きかけて、神事は終わる

太鼓と鉦と口説きが響いていた境内は、虫たちの鳴き声が戻った。

御神体の旗も、太鼓も鉦も、皆来た道を松明の明かりを先頭に公民館へ戻っていく。
真っ暗な闇を松明が灯し、鉦と太鼓が静まりかえった空気を振るわせる。祭りに全精魂
を使い果たした村人は、静かに坂を下っていく。
今年も無事に大松明を立てられた事に感謝しているのだろう。神の悪戯とも思える雨も
丁度良い冷やし雨だった。

無事公民館へ戻られた善神王

滞りなく終えた事を報告し感謝する

最後の神楽を奉納する

面を外し、衣装を脱ぎ祭壇に手を合わせる