目次へ しめ縄掛けの一日・・横岳の大きな割れ石
sub3-77   2006年11月05日        文字は、の等巾フォントでご覧ください。


良いお天気の日曜日。先週の日曜日にここを通りがかりに、大石にしめ縄をかける事を聞いた。

7時に起床して、取材の準備を整え8時出発。
タイヤの空気圧が気になって、空気圧ゲージを当ててみたらやや不足と分かった。急遽自転車の空気入れで空気を入れる。1本あたり85回のポンプ押しを4本やって準備完了。頭から湯気が立ち上っている状態でスタート。時間は8時15分。
さて、山越えで最短ルートを選んで走る。

少々オーバースピードで曲がりくねった山道を駆けて、横岳の谷に到着したのは9時ジャストだった。

道路には集落の人々が集まってしめ縄造りの準備が始まっていた。


先ずは御神酒をいただいて身を清めて、さて・・

何故に大きな岩にしめ縄をかけることになったのかをたずねてみたら、特に理由は無く誰からと無く言い出して今日に至ったそうだ。

こんな具合で国東半島のあちこちに残る巨岩信仰となったのだろうか。

御神酒で身を清め、気合いを入れた面々は藁との格闘を始めた。元を押さえる者、長さを測る者、藁の束をねじって縄にする者、3本の藁の束を眺めて監督する者と、自ずと役割が決められて作業は着々と進んで行く。

こうして出来上がっていく3本の藁縄を左まきにねじってしめ縄となる。

和気あいあいとおしゃべりを楽しみながらも作業は順調に進んで行く。

しばらくすると誰かが「ひやき」(小麦粉に砂糖とベーキングパウダーをまぜて、フライパンで焼いたパンの様なもの。国東半島で一般的なおやつとして各家庭で作られる)を差し入れてくれた。直径が25cm程の分厚いヤツが90度に4等分されているのを私も一ついただいた。
懐かしい味と香りだった。・・ごちそう様でした。

これとお茶をいただいて、午前の取材をお終いにした。ただいま10時半・・・全員並んでいただいて記念写真を撮り帰路についた。

残っている草刈りを済ませて3時頃覗こうと思う。


午後の現場到着2時40分。
仕事は順調に進んで、既に縄は大きな石に鉢巻きのように巻かれていた。

もうちょっと右を上げて・・・もうちょっと・・
道上の畑の畦に座り込んで現場監督をしているのはなんと山本さん。・・なかなか似合ってましたよ。

大きな縄は立派な飾りを付けられていいあんばいに取り付けられた。

朝から始まった作業も3時少し過ぎで無事お終いとなった。

皆満足感を味わったいいえ顔をみせてくれた。
お疲れさんでした。

こう見えて、結構高いんです。・・落ちないように・・・


皆さんの満足げな顔・・・いい顔ですよ。

皆さん・・お疲れさんでした。
取材のご協力ありがとう御座いました。