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sub3-71 2006年3月4日 文字は、中の等巾フォントでご覧ください。 |
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大田村から豊後高田へ向かって走り、小崎を過ぎて数キロの場所に小田原(こだわら)の集落がある。
ここは、西叡山があり、多くの歴史的な遺跡が残る地域でもある。
今日は、この地域にある白鳥神社の仁王さんを撮影しようと出かけてきたのだが、いつもの県道から白鳥神社の方へ曲がると不思議な空間が広がっていた。
桂川が大きく湾曲して、県道との間に平らな地面が広がり、その真ん中に緑色に塗られた建物がぽつんとあった。
そこへと近づくと、小さな校庭があって、河内小学校小田原分校だとわかった。 |
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今は建物だけが残る。
子どもたちは、その人数が減って、ここから3キロ程離れた河内小学校へと通っているのだろう。
広くはない校庭には子どもたちの手で磨かれたタイヤがあった。
突然子どもたちが飛び出てきそうな気がして校舎を見上げると5時45分で止まった時計が淋しそうに私を見ている。
また、いつの日にか校庭に子どもたち戻ってくるのを待ち望んでいるのだろう。
真上に上がった春の太陽が、まるで真夏のような影を落としていた。 |
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