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sub3-63 2005年09月25日 文字は、中の等巾フォントでご覧ください。 |
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久しぶりに小原の松本信正翁をお訪ねしようと出かけた。
狭い隣家の入り口(空き家)に車をつっこんで庭へと向かった。
いつものごとく玄関は開け放し。声をかけると奥様が奥からめかしこんで出てこられた。
どうやらお出かけの様子である。
先生の所在をおたずねすると、裏の畑に出かけたの事、早速カメラをぶら下げて畑へと向かった。
途中、見事に実った田んぼの畔に真っ赤な彼岸花が萎れはじめてやや淋しい。
「所さんの目が点」で今日の朝彼岸花をやっていたが、その中で、彼岸花は種が出来ない事と球根の猛毒を知った。
昨日まで美しいと感じていた彼岸花が今日は少し哀れで少し怖い気がする。 |
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この毒性の活用で田畑の畔に植えてネズミの進入を防いだらしい。・・ふーん・・
いつもの畑にたどり着いた。
されど姿は見えず。
少々日に焼けた里芋が真っ青な秋の空を見上げていた。
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さて、先生はどちらかな?
あたりを見渡すが人影はない。耳を澄ます運動会の声援が聞こえてくる。
見渡す限りの青空とその下に広がる黄金のじゅうたん。
おや?その中に緑の芋畑があって、そこにいるのは・・・少し背中を丸めてひょこひょこと歩く姿は松本信正翁ではないか。
早速その畑にお邪魔することにした。
あぜ道伝いに百五十メートルほどで芋畑に着いた。
間違いなく松本信正翁であった。 |
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気持ちよさそうに畑に座り込んで芋掘りのご夫婦と話を交わしながらその様子を眺めている。
まるでしりから根でも生えたかの如く動こうとはしない。
秋の真っ青な空の下で気持ちいい乾いた風を受けながら見事に実った赤芋の収穫を眺めていた。
我が家も芋を植えてみたが、こんなに見事には育たなかった。
私もその話の中に混ぜていただいてひとときの収穫気分を味わった。
しばらく気持ちいい時間を過ごさせていただいて、帰りには持ちきれない程の大きな芋をお土産にいただいた。
え〜っと、何か忘れているような?
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そうそう、昨日送っていただいた漢詩のテキストのお礼に伺ったのだったが、芋のせいですっかり忘れてしまった。
まあいいか。とりあえず「ありがとう」
そう思いながら、ずっしりと重い芋をぶら下げて車までもどったら車の脇に芋と手紙?
先生の奥様にも芋をいただいた。
早速お昼はこの芋をオーブンで焼いてあじわった。
今年の秋は大漁?そしてとてもうまかった。
来年もまたこの時期に来よう。・・ははは・・ |
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