 |
|
国東半島は信仰の厚い地。
安岐町の朝来(あさく)をのんびり走っていたら「一鍬弘法大師堂」の案内板が目に入った。
その指し示す方向へ車を向けると、間もなく朝来野川にかかる幅の狭い沈み橋があった。
巾は約2メートルちょっと。
車の巾に少しだけおまけの付いたくらいに感じた。
暫く立ち止まって考えてみたが、ゆっくりと前進を決めた。 |
|
 |
|
窓から頭を出して右前輪を端に寄せながら進む。
左のサイドミラーに映る後輪は沈下橋の端ぎりぎりを通過しているように見えてかなりの緊張をおぼえた。
ながくはない橋がとてもながく感じた。
橋を渡りきると「一鍬弘法大師堂入口」の案内板があり、その元に車一台が停められる空間があった。そこへ車を押し込んで「一鍬弘法大師堂」へと上る事にした。
道は谷水の流れる小川沿いに山腹の方向へとのびている。
|
|
 |
|
暫く狭い急な道を歩く。
途中杉の林が続くが、よく見ると、そこは昔水田だったり屋敷跡だった様で、立派な石垣が所々にみえる。
暫く歩くと少し開けた空間に弘法大師を祀るお堂が姿を現した。
きれいに掃除され、信仰の厚さを強く感じる「一鍬弘法大師堂」があった。
一鍬弘法について調べてみたが、あまりそれと思える解説にはたどり着かなかった。 |
|