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国東漁港
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2000/11/05
sub3-06
ここは一年を通して太刀魚が水揚げされる漁港の一つです。
国道213号線の国東町田深交差点を海側へ折れて100mも進むと国東漁港に到着する。
すぐに目に付くのが大漁旗を掲げた漁船と氷や釣り餌を販売するお店。少しひなびた味わいが何とも落ち着いた雰囲気をかもし出している。
国東は太刀魚が一年を通じて水揚げされる。たこやフグもこの海域で多く水揚げされる。
残念ながらたこは明石、フグは下関のブランドで出荷されるらしい。
しばらく港のブロックに腰掛けて氷やさんを眺めていると、額に汗して氷を切っている若いお兄さんの働く姿が見えてきた。
港にはボラの幼魚が群をなして泳ぎ回っている。釣り糸をたれる親子が瞬く間にボラの幼魚を数匹つり上げた。
時間がゆっくりと過ぎてゆく。少しかぜが冷たいが、心を温かする時間がここにはある。
一度来てみませんか。国東漁港へ・・きっとおいしい魚があなたを待っていますよ。
何を狙っての釣りかは不明だが、ボラの幼魚があがっていた。夜に懐中電灯の明かりを頼りにワタリガニすくいも楽しい。
とても良く整備された漁港である。水もきれいで、透明度も良く。泳ぐ魚も手に取るように見える。
氷屋さんの前でおばあさんが通りすがりの親子と楽しそうに話し込んでいた。
のどかな時間が流れる。
何とも味のある、何か懐かしい感じのする建物である。港のブロックに腰をかけてしばらく眺めたが飽きない風景である。
港の赤ポスト。
何とも色あせた赤がまわりの風景にとけ込んでいた。
こんな風景がだんだん消えてゆく。どこの漁港でも見慣れた風景だったろう。