sub3-b1f 2014/03/01 奈多行幸会道を歩く−2

日枝神社
600mで日枝神社へ到着。この日枝神社は、弘仁元年に近江の国(現滋賀県の)日吉神社より勧請とある。これは、比叡山麓の日吉大社より生じた山王信仰で、日吉神社、日枝神社、山王神社。祭神は、大山咋神と大物主神、または大国主神。

境内へは、参道の石段をのぼらず、手前に付けられた車道を上ってしまった。
境内には大きなカチシバの木があり、御神木と書かれている。カチシバとは?たしか、蕗神社にも同じ木があったと思うが・・・思い出せない。

大きな御神木は玉垣で守られている。

広い境内はきれいに掃除されており気持ちいい。帰りは門を潜り、立派な石段を下る。 石段の途中には仁王さんが立ち、石灯籠が並び、大きな鳥居が2基立っている。



田原小学校小野分校跡・・・残念ながら少子化で廃校となった。今は、「すずめの学校」の看板が掛かっている。

満開の紅梅

菜の花も咲いています。


日枝神社から400m程の左手田んぼの中に小さな小屋のようなものを見つけて上ってみる。
コンクリートブロックにトタン屋根という簡素な祠だった。その中には、観音像と思しき石像が並び、しめ縄が張られ御幣が立ててある。まさに神仏の分け目無く祈りの対象そのものである。

神仏習合なんて言葉があるが、この様子からすれば、奇妙な造語にしか聞こえない。やはり、国東半島の祈りは、神仏関係なく祈りの対象としての意識なのであろう。

田んぼの端にもう一つの祠を見つけた。今度は石祠。中を覗くと牛に跨がった仏様のようだ。顔は全く見えない。さて、大威徳明王だろうか,それとも牛馬の神だろうか?この石祠にもしめ縄が掛けられている。

田の端に上がる石段があるところからすると、寺かお堂があったのだろう。