sub3-b1b 2014/03/01 奈多行幸会道を歩く−2

岩屋洞を過ぎて、杵築市太田唯一のガソリンスタンドと床屋さんを左手に過ぎると、安岐と両子の分かれ道。今日は、奈多行幸会道の左へと歩を進める。

県の調査資料では、岩屋堂石段前を過ぎ、河野万蔵氏宅裏から田原写真屋裏を経て県道を横切り、桂川に架かる木ノ下橋の前より川端を進行し、金比羅宮前で県道と再び交差。・・・なるほど。

今は広い県道31号線を歩いて程なく金比羅社前となる。
金比羅社は、道路の上の方に祀られている。ちょっとそこまでのぼってみました。道路のために祠前が削られたのでしょうね。祠は県道から6m程上にありました。

金比羅社直下の道路拡幅で出来た壁には、奈多行幸会やどぶろく祭りの様子などの図が壁画風に描かれています。ちょっと説明書きでもあれば良いのに・・・

崖の上の金比羅社

金比羅社から桂川を望む




白鬚田原神社
金比羅社から2百メートルもあろうか、白鬚神社の鳥居前に着いた。行幸会の一行が立ち寄ったかどうか分からないが、私たちは白鬚神社の社までのぼってみた。

この神社は、毎年行われるどぶろく祭りで有名な神社だが、宇佐神宮との関わりは無いと聞く。

参道の石段途中には丸彫りのどっしりした仁王さんが立っている。

境内に上がると羽を広げた鳳凰のような姿の社が迎えてくれる。早速お賽銭を賽銭箱に投げ、一礼二拍手し一礼する。

拝殿前の石段に腰掛けて、大日向さんにいただいたミカンを頬張りひと休みしていると、ご近所のおばあさんがお参りに詣でた。お供えのご飯を私たちにすすめてくれた。ありがたく手皿にいただいた。

信仰心が希薄化されてきたと思っていたが、いまだ信心深い人もいる事を嬉しく思う。