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金福寺前の金福寺池を左手に新池へと進む。池尻の杉林の中にはシイタケのほだ場があり、たくさんのシイタケが見えた。
程なく、満満と水を湛えた大きな池が現れた。この池の土手を渡って池の北側を東に進む。ここらあたりはシイタケ栽培のための道がしっかりつけられており歩きやすい。
池を過ぎるあたりから道の面影は無くなり、倒木や藪の中の沢沿いをややのぼって行く。新池の土手から500m程歩くと昔は畑だったろうと思える平らな所へ出る。今はクヌギが植えられているが、伐採して運び出すような道は見当たらない。
ここからは緩やかな下りになって、枯れ折れた竹を払いながら進む。池の土手から距離にして1kmで鈴ヶ谷と言われる県道34号線に出た。
この道は、なかなか手間を取らせた。草刈り機を持ち込んだり、枯れ竹を片付けたりと、数度足を運んで歩けるまでになった。 |
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枯れ竹の古道 |
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鈴ヶ谷へ出た(池から約20分) |
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ネコヤナギ |
楽しかった古道を出て、県道34号線を両子山方向へ歩く。右手の桂川をのぞき込むと川に自生するネコヤナギがたくさん毛に包まれたつぼみをつけている。皆さん懐かしいその姿を楽しむ。
岩屋洞
鈴ヶ谷の出てから1.2km程の所の左手に岩屋洞(県調査資料では岩屋堂の表記)がある。ちょっと寄り道して岩屋洞へのぼってみる。
岩壁のえぐれた岩屋に小さなお堂が建てられ、堂宇の右手に台座と一体掘りされた牛(臥牛)がある。
堂宇左手奥には水のしみ出す水場がある。その手前の岩壁に仏様が祀られていたらしい格子の扉を設けた祠があるが、仏の姿は無かった。
心許ない輩が持ち去ったのだろうか。
堂宇の中を覗くと、数体の石仏が祀られている。左右の白壁には誰が書いたか仏と思しき墨絵が描かれている。なかなか筆の勢いを感じる作品である。 |
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岩屋洞説明書き |
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岩屋洞の臥牛と大日如来 |
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岩屋洞堂宇内 |
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