ゴールデンウイークが終わり、世間は今日から仕事。それを横目に6人のおじさん達は、国見と香々地の境界の尾根を歩く事にしました。
たぶん、誰も歩いた事のない新しいトレッキングルートになるのではとの期待を膨らませて8時53分西方寺のコミニティーバス停をスタートしました。
コースの概要は、ここから峯入りコースを逆送し、夷六所神社からの「後野越え」の峠を目指します。この峠上には、「一望岩」と呼ばれる絶景ポイントがあります。今日は一望岩から東南東方向に連なる尾根を歩いて、322.4mのピークを経由し太郎天岩屋上まで歩きたいと思います。ここからは、大日向さんがつけた尾根を地獄池に下ればゴールとなります。
メンバーは、72歳の大日向さん、69歳の大塚さん、63歳の木田さん、松本さん、と61歳の佐藤さんと高橋です。 |
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尾根伝いに歩くコース(計画)・・以下の画像は2月撮影 |
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夏みかんを配給(大日向さん) |
オヤジ登山隊の装備不足や無理な計画で遭難や事故が相次いでいます。我々はその仲間にならないよう、万全の下準備と装備で望みました。
もちろん、GPS山ナビと地図とコンパスと携帯電話と食料・水・ロープほか完全武装です。
心配なのは、年齢と体力と思うのですが、体力は72歳の大日向さんが一番。毎日山を駆けめぐる猟師さんです。また、冬の谷川岳単独登頂や世界の最高峰登頂経験を持つベテランの佐藤さんに参加いただきました。
計画立案は、一番経験の浅い高橋が担当しましたが、村野さんや大日向さんからいただいた資料を十分検討してのコース設定です。また、無理をしないよう、途中リタイアのコースも確認済みです。
9時10分、後野越え下の割れ石通過。堀田さんが発見し、先日割れた石の間を通れるように整備しました。是非と案内したのですが、松本さんが滑って転んでしまいました。
9時17分峠に到着し、木の根っこに掴まって、3m程の尾根に登ります。ここから少し歩いて、次の瘤にのぼると「一望岩」を下から見上げる眺望が楽しめます。また、足もとには夷の谷や西方寺の谷を広がっています。 |
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途中何度か尾根が繋がらないのではと心配なところもありましたが、少し回り込む等、根気よく確認すれば繋がっているではないですか。・・無謀な冒険は無しにして、慎重且つ丁寧に一歩ずつ進んでいきました。
2番目のピークは高度計で305m(9:53)。高岩から一望岩までの尾根筋が一望出来ました。どちらを見ても360度絶景が広がっていました。
以下の画像は305mから280mへ下っていくところです。結構なスリルはありましたが確実な3点支持体制で下りました。 |
上から下りの進行方向画像 |
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下ってきたピーク(305m)を下から見上げた画像 |
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画像の場所と通過時間 |
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これから向かう尾根を眺望 |
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322mのピーク直前まではほぼ順調に進んで来ました。一カ所だけ、結構な難所がありましたが、まあまあ何とかなりました。・・・
いやいや薄っぺらな板を立てたような細い板尾根を歩くスリル満点のコースです。細い痩せ尾根を「馬の背」なんて言いますが、ここはそれをはるかに通り越した「板尾根」と言えます。
私は高所恐怖症ですが、視界が狭いので足元しか見えないので何とか歩けました。
涼しい顔で歩いてい皆さんは凄いとしか言いようがありません。
絶景! 絶景! 中山仙境をはるかに超える楽しくスリリングな尾根歩きです。 |
10:13 293mに立ち鷲の巣を指さす大日向さん。 |
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293mに立つ青鬼君。 |
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11:02・306m地点。326mの手前の尾根。 |
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振り返れば・・・・ |
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11:20・326m |
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326mから下ってくる大日向さん |
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