【国東半島エコツーリズム研究会 第1回】
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赤字が第1回の研究ポイント |
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【初回探訪石造文化財】
1.上香々地秋本の十五仏石、三層塔他
2.上香々地三角 施恩寺の蠢霊大明神、禽獣供養塔、他
3.上香々地長小野の行者窟
4.磨崖庚申塔 |
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【参加者】
国見町 大日向氏・有永氏・山本氏・堀田氏・堀田氏
日出町 濱野氏
安岐町 青鬼君 |
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2011年12月12日 午前9時に香々地の上香々地秋本と呼ばれる地区に集合。 |
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第1番目の「秋本 薬師堂跡」と云われる場所を訪れる。 |
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県道から、里道を歩いて2百メートル程で山裾の薬師堂跡へ到着する。きれいに掃除された薬師堂跡の地面に石造物が点在している。残念ながら、イノシシ避けの金網が張り巡らされ、石造物へ近づくことはできない。
金網越しの観察となった。
今回の参考書とした「国東半島の歴史と民族 著者梅原治夫氏 昭和49年発行」では、「上香々地の山裾に小さな薬師堂がある。」とあるが、すでにその堂宇は痕跡もない。
以前は、堂宇があったであろう敷地の右端に十五仏石は内側に向いてたっていた。扁平な自然石の表面に十五の仏が浮彫されている。遠目の上に苔生して、その姿を良くは確認できないが、参考とさせていただいた書によれば、中尊は如意輪観音(にょいりんかんのん:観音菩薩の変化身)あるいは、地蔵半胸像(じぞうはんかぞう:片足を膝に乗せた)の様でもある。他の仏様は地蔵菩薩であろう。・・とある。
また、層塔(そうとう)は、風化が激しく、溶け始めた粘土細工の様に感じて痛ましい。同書によれば、三重(さんじゆう:みえ)の層塔は総高9 0cmほどで、各層の塔身には仏像が刻まれている。
一重日には二体、二重、三重日には各四方面に一体が刻まれている。一番上(三重)はほとんど欠損している。
基壇(きだん:土台)各面には二個の格狭間(こうざま:装飾)が刻まれている。
秋本薬師本尊:三重塔の左下石室に薬師如来石像が安置されている。製作は近世。
研究会の面々は、それぞれ在りし目の堂宇の様子や村人の信仰の姿を想像し、大地に佇む石仏の姿をカメラや記億におさめた。 |
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三層塔
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十五仏石 苔生して、仏の姿は微か |
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薬師本尊 |
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山裾の薬師堂跡 |
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