初詣を兼ねて、ご近所の山に登ってきました。
海抜210mの低い山ですが、その山頂には妙見社という神様を祀る社と祠があります。また、南側の参道とは別に、山の東側にも参道があるそうですが、その参道を今日は下って見ることにします。さて、どんな景色が見えるのか、どんな探検が出来るのか楽しみです。
ただ今1時15分です。鳥居の向こうに見える山の頂上を目指します。この参道は県道442号線(杵築−糸原線)沿いにあります。大分空港道路の安岐ICを出て、右折50m程です。
地名で言えば、国東市安岐町大添(あきまちおそえ)です。 |
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県道沿いの一の鳥居から二の鳥居までは100m程です。二の鳥居には天明二年寅十月吉日とあります。西暦1782年に作られたんですね。
昔は、左右対称の石垣があり、その上には左右に一対の石灯籠があったのですが、車社会になって画像の右端に道路を付けるために石垣の右を削りました。そのために、右側の石灯籠が置けなくなり、石灯籠は八幡社の境内に移されています。
二の鳥居の額束には「明見社」と彫られていますが一の鳥居は「妙見社」。さて?、どちらが正しいのか?年代は、二の鳥居が古そうに見えます。
鳥居のある場所は、平坦で比較的広い場所になっています。神事でもする場所であったのでしょうか? |
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さあ、ここから山頂までは足場の悪い上りが続きます。日頃の運動不足のツケが来ない様にゆっくりのマイペースで行きましょう。
11月のお祭り前に村人が掃除をしたんですが、落ち葉が参道を覆っていました。滑らない様に気を付けてのぼりましょう。
参道の両側を竹や木が覆い鬱そうとしています。
ちょっと一人では怖い様な気もします。
険しい上りの始まりには「妙見山 登山口」の標識が取り付けられていました。
さあ、気合いを入れずに・・・・ |
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昔は、自然石が比較的規則正しく石段状に並べられていたのですが、山頂の大松に落雷の火災が起きたため、その大松を伐採搬出のためにブルドーザーを通した事によって参道が大きく崩壊しました。その松の売却益で現在の社を再建しました。
参道の中程に少し広い場所があります。昔は、木もなく見通しの良い場所だったのですが、木が生えてしまいました。この場所を相撲場と呼んでいたことから、妙見社への奉納相撲などが行われた場所かもしれません。定かではありません。
さらにのぼると、大きな自然石の急な石段が現れます。この中程の右手に注連縄が張られた大きな石がせり出しています。「ハライシ」とよばれ、神が降臨する場所と伝えられています。この石に触れると腹痛になるなどと触れることを戒める言い伝えが残っています。
ここらあたりにはモチノキが自生しており、子供の頃には、モチの皮を剥いで鳥もちを作り小鳥を捕まえた記憶があります。・・懐かしい・・ |
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さらに登ると、69段の規則正しい石段が現れます。ここを登り切れば山頂です。
マイペースで登ってきましたが少々汗がにじんで息も切れてきました。石段の下に立ち止まって69段を見上げます。もう少しだが、焦らずに行こう。
立ち止まっていると森の中を通り抜ける風の音が聞こえます。他には何も聞こえません。
さて、少々くたびれた足を左右交互に69回持ち上げれば山頂。・・スタート! ゆっくりゆっくり左右の足を持ち上げて行きます。
狭いステップは時の流れで変形し、所々危なっかしいところもあります。踏み外さない様に慎重に爪先で石段を捉えながら・・67、68、69・無事到着しました。時間は1時37分。一の鳥居を出発してから22分で登頂しました。意外と近い。 |
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