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2012/08/16-20


出船神事

大漁旗で飾ったたくさんの漁船を先頭に、櫂伝馬船2隻に続いて御座船が三艘横に並んで湾を三周して別れを惜しみます。
その間、櫂天伝馬船上では船首と船尾でダイナミックな動作で踊り続けます。
櫂伝馬の舳先の踊り方を「剣櫂」、艫(とも:船尾)の踊り方を「サイ幣振り」と言うそうです。かけ声は、「ホーランエー」でした。

二艘の櫂天満舟の上で踊るのは、たぶん中学生くらいの男の子だと思います。揺れる舟の艫に置かれた酒樽の上で見事な「剣櫂」踊りを披露していました。

見物客からは大きな拍手と歓声が送られていました。

御座船

櫂伝馬船

艫(船尾)の酒樽の上で見事な「剣櫂」踊りを披露する少年

やがて、船の列は2回湾をまわると御座船に乗る神職や里楽師は岸壁に集まった祝島の人たちに大きく手を振り別れを惜しむ。

岸壁で御座船を見送る島民も大きく手を振って見送る。
また4年先に「神舞」の神事が行われる事を願って別れを惜しむのだろう。

私たちの乗るフェリーにも大きく手を振って、大きな声で「また会おう」と声を振り絞ってくれた。

船列はやがて三周して、櫂伝馬船と繋がれていたロープが解かれ、別れを惜しみながら伊美の港へと向かって行った。

ロマンあふれる「神舞」の神事を4年先もこの目で見られる事を願う。



さようなら祝島の皆さん。4年後にまた会いましょう。

おおよそ2時間で懐かしい国東半島が近づいてきました。

私たちを乗せたフェリーが無事伊美の港に入港しました。少し早く到着した御神体や神職達を乗せた御座船も別宮社のある入江に入船して行きました。

このあと、御神体を別宮社におさめる神事が行われ、直来と最後のスケジュールを消化して、「神舞」の神事が終了します。

祝島の皆さんは、御神体と神職一行を送り届け、再び御座船で祝島へ引き返します。

祝島では、仮御殿の後片付けが島民や関係者で進められている事でしょう。

やはり、本日直来でしめるのでしょうか?

皆さん、素晴らしい神事をみせていただきありがとうございました。4年先も是非見せていただきたいと思います。