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honda-af.html |
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HONDA スーパーカブ A-C50型 |
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2016/06/14 |
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リフレッシュ |
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・リア クッション
錆びている上にプラスチックのカバー部が分子量低下でぱりぱり割れる。
さてどうするか? 運よくリアダンパーを2本いただける事になったのでその部品と比較しながら良い所どりの組み合わせとしよう。
サンプルモデル ・HONDA A-C50型 ・車体番号 C50-91217**
・製造年 1983年
サービスマニュアルを見れば、専用工具でスプリングを圧縮し、アッパーロックナットを露出させる。 その作業を専用工具を用いずに行う方法を考えて見た。少々力ずくだが、あまり腕力に自信の無い私でも実現出来る方法を考えて見たので紹介します。 ※あくまでも自己責任でこの記事を活用願います。・・怪我等の無いよう、十分安全に配慮してください。 |
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サービスマニュアルでの記載画像 |
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●リアー クッションの分解(サービスマニュアルの転記)
リアークッションスプリングをリアークッションコンプレッサーを用いて圧縮する。
ロックナットを緩め、ロアージョイントを外す。
リアークッション、スプリングを外す。 |
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準備する工具他
ゴム手袋、 21mm薄口スパナ(t=3mm)、 13mmスパナ2丁、 直径2mm~3mmの針金20cm程度、 M8ナット2個、 ドライバーまたは鉄の棒(ラバーアッパーブッシュ穴に入る大きさ)、 丈夫な紐、厚手のゴム手袋。
※8mmナットの対角寸法が12mmのものもあるので注意。 |
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手順-1
リアークッションボトムメタルのラバーアッパーメタルに丈夫な紐を通し、頑丈な柱や立木に縛ってアンカーを得る。
手順-2
ボトムケース(金属のクロームメッキ部品)をゴム手袋をした手でしっかり握り、体重を掛けてアッパーロックナットの下に3mm程度の隙間を作り、加工した針金スペーサーを差し込む。
※必ず利き手で引く。もう片方の手には針金スペーサーを握っておく。
※片手で引けない場合は、両手でしっかり引き、アシスタントに針金スペーサーを差し込んでもらう。 |
スパナ厚くらいまでしか引けない場合は、21mm薄口スパナを差し込み、スパナをこじって隙間を拡大し、針金ジグを差し込む。 差し込んだ針金ジグは、抜け落ちないよう、端をすぼめておく。 |
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針金スペーサーを挟んだ状態 |
薄口スパナでこじり広げた状態 |
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こじり広げた隙間の針金スペーサーを差し込んだ状態
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手順-3
21mm薄口スパナをアッパーロックナットに掛け、ボトムメタルにドライバーを差し込み、ボトムメタルを反時計方向に回転させて取り外す。
手順-4
アッパーロックナットを取り外すために、ショックアブソーバーのオスネジ先端にM8ナットでロックナット(ダブルナット)を形成する。13mmのスパナ2丁でしっかり締め付けておく。
※潤滑剤/CRC5-56等は、アッパーロックナット部のみに使うこと。
アッパーロックナットに21mmスパナを掛け、ロックナットの外側のナットに13mmのスパナを掛け、13mmスパナは時計回転方向に、21mmスパナは反時計方向に力を掛ける。
ショックアブソーバーのオスネジに対し、アッパーロックナットが回転したら作業成功。 ※ロックナット側が回転しているようなら、ロックナットを締め直して再TRYする。 |
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手順-3画像 |
外れたロアージョイント(ボトムメタル) |
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手順-4画像 |
ロックナットを支点にアッパーロックナットを緩める |
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取り外したロアージョイントとボトムケース |
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手順-5
21mmスパナを外し、ロックナットを外し、針金スペーサーを抜き取る。
バネの開放で激しくショックアブソーバーのオスネジ部とアッパーロックナットがボトムケースに引き込まれるので、手や指を挟まれて怪我をしないように十分注意する必要がある。(もう一度ロアジョイントを2回転ほどねじ込み、引っ張って外す方法もある。)
手順-6 以下の状態で、アッパーロックナットを外す。
アッパーロックナットに21mm薄口スパナを掛け、ショックアブソーバーの軸を指で回す。(ロックナットを回転させて取り外す)
※この状態でロックナットがまわらない場合は、前作業の失敗。
→特別工程へ |
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アッパーロックナットを外さないとバネは抜けない |
分解終了 |
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