国東半島峯道ロングトレイル T-2 を歩く 2014/12/26
  t-2dd

岩脇寺をあとに、県道35号線に出て、七田(しった)へ向かいます。

県道35号線の交通量が多いので、少し遠回りだが、田んぼ道を歩きます。 舗装道路と突き当たったら右折して、桂川を渡ります。

桂川を渡り終えたら、すぐに川沿いの道に入ります。 そのまま舗装道路を歩いても七田の標柱に行き着きます。

なにか見つけました。 穂には「石書大乗妙典塔」とありました。 大乗妙典とは、衆生を迷いの世界から悟りの世界に導く経典で、一般的には法華経、をさすといわれています。 石塔には「奉読誦大乗妙典一千部供養」「妙法千部供養」などと刻まれることもあります。
もう一つありますが、なんだか分かりません?



七田  高山寺から約1時間50分

七田の標柱に並んで記念撮影。・・山の方に続くコンクリート道路を上って行きます。
次は、七田観音を目指します。

小さな柿のように見えますが、何でしょうね?

ここからのぼりです。上の家のワンちゃんに挨拶して、家の裏手の道を真上にのぼっていきます。

この小さな標識が右方向の道の角にあります。右に曲がらず、真っ直ぐ上にのぼっていきます。
「中林横穴群」・・さて、これも調査テーマですね。

道なりにのぼっていきます。

「七田」の標柱から約300mで道を右に折れます。 ここからほぼ水平に80m程で「七田観音」へ到着します。


七田観音  高山寺から約2時間5分
「七田観音」の標柱に到着しました。
コースマップは、七田観音を経由していませんので、注意が必要です。


目の前に突然現れた観音様と素晴らしい石組みの建造物。 さて、観音様は観音信仰の場と理解できるが、その右側にある石壁の部屋は何でしょう。 高度な石工の技術を要したであろう素晴らしく緻密な加工です。 中には、十王さんと観音さま等が並んでいます。 十王さんはあとから持ち込まれたように感じます。
想像するに、葬送の場では無いでしょうか。 今後の調査の課題としましょう。

観音さまの前の線香立てには天明六年(1786・・228年前)の文字が読めます。