目次へ 真玉 椿光寺 火渡り行
sub3-72   2006年4月29日        文字は、の等巾フォントでご覧ください。


毎年見てみたいと思いながらついつい逃してしまっていた真玉椿光寺の採燈大護摩と火渡りの行事。
今年の今日は、突然思い出して出かけてきた。

椿光寺(大分県西高地方振興局HPより転記)   真玉町大字黒土 TEL:0978-53-5221

今から約300年前、当時の天念寺住職によって開基されたと伝えられています。

椿光寺は『椿大師元祖の寺』と呼ばれていますが、その由来は境内の椿の大木の下に弘法大師を祀って以来、多くの参拝者に御利益をもたらしたからだ、とされています。



この椿大師は親しみを込めて「椿弘法大師」とも、「椿のお大師さん」とも呼ばれています。

椿光寺では多くの年中行事が行われていますが中でも広く知られているのが焼いた護摩の上を白装束に身を包んだ者が裸足で渡る荒行「火渡り」です。大分県内にはこれに類するものとして、笹の葉を使って参拝客に熱湯を振りかける「湯立て」というものが県南地域に残っていますが、これらはいずれもかつて盛んに行われていた修験道の荒行の名残であるといわれています。


私が着いた時刻は11時。既に護摩は燃え尽きて火渡りの行の準備が整い始めていた。
火渡りの参加料(無病息災祈願料)は1人2千円。
私も参加したかったが、車を停めたところまで戻るのが面倒くさくて参加をあきらめた。

火渡りの行事が行われる場所は、しめ縄で囲われた神聖な領域。本来見学者はこの領域へ立ち入る事は許されないが、少々それをわきまえないカメラマン諸氏が聖域を侵している。

火渡り祈願者の数は約30人程度、それを見ようと見学者は200程度、カメラマンは50人程度だろうか?


火が鎮まった炭には塩がまかれて清められる。

導師の椿光寺住職が正面で刀を振り回して祈祷し、続いて四隅を清めて先導を切る。
続いて、一般祈願者が無病息災家内安全を願いながら火の上を歩いて行く。

誰一人やけどを負った者はいなかった様だ。
これに続けて餅まきが行われた。

密教の奥義を見ようと結構な賑わいであった。
来年は、もう少し早めに出かけて来よう、火渡りにも挑戦したいと思っう。


2006年4月29日 
   椿光寺 採燈大護摩供 火渡り
     差定
      導師 椿光寺
      法弓師 富貴寺
      法斧師 千燈寺
      法剣師 東光寺
      点火師 宝命寺
      火伏導師 圓通寺