目次へ 豊後高田市陽平
sub3-66   2005年10月30日        文字は、の等巾フォントでご覧ください。

立石から真木の大堂、蕗を通って県道29号線の梅の木へ抜ける道筋には陽平という地域が2箇所存在する。

ひとつは立石と真木の中間に位置する陽平、もうひとつは、蕗を過ぎて蕗川の始まるあたり。

どちらの陽平も峠の頂上あたりの南向きの村である。
陽平とは素晴らしい名前をいただいたものだ。

今日は、立石と真木の中間にある陽平を通りすがりに取材してみた。

十分な時間をとったわけでは無いので・・


今日は天気予報では午後から晴れ・・の筈だが、何とも重い雲に太陽が遮られている。
せっかくの陽平取材が台無しである。

福寿寺薬師堂下に車を止めて取材を開始する。
ざっと見渡して、10軒程の民家が見える。
少し歩いてみたが、あちこちに空き家が目立つ。
しばらく歩いてみたが村人には会えなかった。

誰もいない村の道ばたには種を残して冬を迎える準備を終えたコスモスが秋風に揺れていた。



ここ陽平には、福寿寺薬師堂と、岩に彫られた国東塔がある。
3年ほど前に取材した事がある。

薬師堂の建物は村の人が守っているが、痛みが激しい。

薬師堂へ上る狭く険しい道の脇には野菜が見事に育っていた。

その狭い道を覆うように柿木があり、見事に実を付けているが、その実をとる子どもはいないのだろう。
小鳥の餌になっているようだ。



ちょっと天気が思わしくなかった。
陽平には眩しい陽射しが似合う。
今度は良いお天気の日に来ようと思う。・・