sub3-b2 2014/03/25 奈多行幸会道を歩く−3


第3回目を迎えた「奈多行幸会を歩く」を開催。今回は、7名の参加者。
集合は、安岐町中央公民館駐車場。ここから、乗り合わせて出発地点の杵築市大田「諸田越し板碑」前へ向かう。
今日の予定は、18kmだが、もしもの事を考えて、15km地点の、安岐町掛樋の「宇佐田」の辺りへ1台車を置く。このお世話にならず、何とか完歩したいと願う。

お天気の予報では、9時頃一時小雨、午後3時以降小雨との事。う〜ん午後3時までに歩き終えよう。

出発地点の「諸田越し板碑」の前で記念撮影し、歩き始めたのが8時30分。・・・予定通り。

まずは桃の木峠を目指してつま先上がりの舗装路をゆっくりと歩き始める。
奈多行幸会の御一行が歩いた頃は、舗装なんて無い山道だったろうが、綺麗に舗装されて味気ない。
さて、当時はどんな道だったんでしょうね。奈多行幸会の御一行が「歩くぞ
」と通達し、此の地域の地頭や庄屋などに道の整備をさせたとあります。結構わがままな行幸会御一行です。私たちは道普請無しで歩きます。


諸田越し板碑
  「諸田越の板碑」 ・・説明書き転記

 県指定有形文化財(昭和四十九年三月十九日指定)
 諸田越板碑(もろたごしいたひ)
 所在地 大分県杵築市大田小野
 所有者又は管理者 財前仁爾
 年代 南北朝時代(1366)

市内小野田原河内諸田越し道の桑園にある、堂々たる種子をもつ優れた作である。台石は自然石にはめ込んであり、総高1.66m。
水平断面に対してへこみをなしていることは、国東半島板碑の特徴である。


 碑 銘
    種子 ばく(上部)
       あん(ばく下の向かって右)
       まん(左)
    貞治第五初秋上旬(一三六六年)

    ばく:釈迦如来(しゃかにょらい)
    あん:無量寿如来(胎蔵界阿弥陀如来) 普賢菩薩
    まん:文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
杵築市教育委員会


諸田越し板碑の横にも庚申塔他の石造文化財があります。


百数十メートル程の処に庚申塚がありました。





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