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素掘りのトンネルを抜けると、桂川が大きく蛇行する小田原へ出る。丁度峠あたりだろう。少し下ると、左手に塔ノ御堂がある。ちょっとのぼって見る事にした。
塔ノ御堂には小さな堂宇があって、扉を開けると小さな石像の仏様が並んでる。
さて、どれがその仏様かはわかりません。少し仏の形について勉強したい思います。
境内には、大きな国東塔と板碑がたっている。特に、胴四面に仏を刻んだ巨大な国東塔は見事な造形だ。傘が落下して壊れたのか、相輪も上部が欠けている。胴四面に仏が刻まれた仏の造形も含めて、全体的な美しさがひときわとすばらしいと思える。
塔ノ御堂を少し下ると、やはり道路左側(山側)に庚申塔が置かれている。道路を新しく付けた時にここへ降ろされたのだろう。 |
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塔ノ御堂 堂宇内部の石像仏 |
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国東塔 |
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庚申塔 |
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一行は“内野下の平”集落へと下り、桂川を渡る。以前は、川の中に沈み橋があった様だが、今はそこへ下る斜面しか残っていない。沈み橋の無かった時代は、川の浅瀬を歩いたか、それとも村人が一時的な仮橋をつくったのだろうか?
今日は、川上に架けられた橋を渡って向こう岸へ向かう。
奈多行幸会御一行は、この場所で桂川を渡り、直ぐのところにある御輿休み石へ御輿を置いてひと休みしたようだ。今も大きな角張った自然石が道ばたに置かれている。表面は、結構凹凸激しくうねっているので、御輿を載せるのであれば、もう少し平らにしても良さそうと思うが・・・
さらに進みゆくと、道標石がある。あじさいに隠されて見つけにくい。あじさいの枝をかき分けてのぞくと、刻まれた文字を読むことが出来る。 |
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御輿お休み石 |
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道標石 大分県調査資料の画像拝借 |
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白鳥神社 |
16km地点の白鳥神社へ到着。白鳥神社は御一行のお昼の休憩所と書かれている。
ここへ到着したのは、午後3時20分。今日はここまでとした3名を残して7名はやや急ぎ足で田染の本宮へ向かう。
再び、桂川を渡る。現在は、コンクリートの沈み橋が架けられている。当時は、どうやって渡ったのだろうか?まあ、知らずとも良いか。
大きな木の上に群がったカラスが頭の上でカアカアとうるさい。風情ある水の流れる音もカラスの鳴き声でだいなしである。
川を渡ると、川沿いにのぼるのだが、ちょっとだけ寄り道をして、カンカン堂跡を見て行こう。小田原氏の墓では無いかとも言われ、大きな国東塔が残されているが、胴が無い。噂によれば、市内の某お寺の庭に手水鉢として置かれているとか? |
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カンカン堂跡 |
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西国六十八番札所 |
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