sub3-b0-5 2014/02/01 奈多行幸会道を歩く−1


お腹を満たして、12時37分重い腰を上げた。次の目的地は、豊後高田市若宮八幡社。

再び鉾立石を右手に眺めながら田笛川に出て、少し下って橋を渡る。程なくの右手に紅葉公園なる標識がある。多少の興味を持ちながら通り過ぎる。

青々とした麦が撒かれた田んぼの向こうに応利山が聳えている。田んぼに囲まれた道を快調に進む。
道ばたには、ホトケノザやぺんぺん草やオオイヌフグリが可愛い花を咲かせている。道ばたと田んぼの畦は小さな花で満開の春。
その間に、ヨモギもすがすがしい緑色をみせている。昔は、これを摘んでよもぎ餅を作ったよね。

そんな話をしながら御一行様は大きな池の土手に到着した。そこにはたくさんの鴨が羽を休めていた。

良い景色である。いいね!





池を少し周り込んで、左へと道を変え、10分ほどで、以前若宮八幡宮があったとされる場所に到着した。対岸には、今の若宮八幡宮が見える。間を流れる桂川には、沈み橋が設けられている。

なんで、若宮八幡宮を移したのだろうか?

若宮八幡宮のあった場所は、荒れ地と化し、ゴミが散乱している。資料にあった石棺も見当たらない。是非とも歴史的な場所としてその面影を残せる処置を講じて欲しいと願う。

川沿いの上流側に押し込められる様に石の祠や庚申塔などは集められている。ここが、昔の若宮八幡宮があった場所だと聞かなければわからない。表示板だけでも欲しいと思う。

押し込められた狭い場所を囲うコンクリートブロックの仕切りの中に足を踏み入れてみた。

境内にあったのだろうか、神も仏もまさに神仏習合(集合か?)状態で身を寄せ合っていた。

この場所の中央奥に石祠・石像が集められている。

集められていた石祠、石像他

桂橋に架かる沈み橋

桂川越しに今の若宮八幡宮を望む御一行