|
神事は総て終わったと思ったが、静かに太鼓を打ち始めた。太鼓は小さな音だが、妙に寂しい響きが公民館の庭に響く。
村人たちが小さな輪を造って神踊りを始めた。静かに、静かに踊る。祖先の霊を慰める踊りだろうか。善神王様への奉納だろうか。
そういえば、祭事の記録の中に、次の年の当場の庭で若者達が神踊りをする。・・と有るが、目の前では、昔若者だった村人が静かに神踊りを行っている。
暫く神踊りは続いた。雨も上がり、良いも更けた庭に静かすぎる神踊りが行われた。
松明の程よい明かりと静かに響く太鼓が静かさをさらに深めて行く。 |
|
|
|
|
|
|
|
やがて太鼓の音が止まり、直会が始まる。
その前に、皆さんで記念写真と思い提案したら、快く受け入れていただいた。直会のテーブルの向こうに並んでいただき一枚パチリ。大きな神事を終えた清々しい顔がファインダー越しに並んでいる。おや、主役の鬼が?鬼さんは精魂使い果たして壁にもたれて動かない様子だった。
それでは時間も遅くなったし、帰ろうとしていたら、直会へお誘いの声を掛けていただいた。お断りする理由もないので、お言葉に甘える事にしたて上がり込む。
空きっ腹には有り難い美味しそうなうどんが並んでいる。遠慮無くいただいた。素朴な味付けのうどんが美味しい。 ごちそうさまでした。
美味しいうどんをいただいて、帰路についた。 |
|
|
|
|
|
|
直会(なおらい) |
|
ご馳走になったうどん |
|
|
|
赤根の谷に多くの徳がありますように・・・・ |
|
|
|