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應暦寺前の道を1km強上った有寺地区に多宝院が位置する。
広い境内の入り口には小さな仁王さんが立ち、正面に小さな堂が建てられている。境内の左端には、観音堂と石造物が並んでいる。
ここは、應暦寺の院である。
境内の石造物は、石造仁王像一対、千手観音石塔(宝暦九年・板井半蔵作)、地蔵菩薩立像、墓石(5基)。
お堂内には、毘沙門天立像(鎌倉末期作)、不動明王ほかの小仏像が祀られている。
また、境内左の観音堂があり、多くの石造観音像が祀られている。 |
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十二神将の一神 |
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不動明王 |
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境内 |
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千手観音石塔(宝暦九年・板井半蔵作) |
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観音堂内 |
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多宝院の仁王石像
阿吽の製作年代が大きく異なる。吽形の仁王は近年作。渋谷忠章著「大分の石造仁王」昭和五十五年発行の写真を見れば、吽形仁王の首が欠けている。その後吽形仁王が新しく造られたのだろう。 |
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吽形仁王 |
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阿形仁王 |
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有寺 走水庚申塔 |
少々変わった姿の庚申塔である。像高は135cm、自然石の丸彫りで、享保四年(1719)二月十七日と刻まれている。
頭髪のパーマネントの様なふくらみと右手に持つ剣が十字架に見えることから、キリスト像として、「隠れキリシタン庚申塔」ともいわれている。 |
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