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2010mineiri-x

4月4日(日)9:00~
足曳山両子寺→奥ノ院→両子寺境内(結願護摩)


3月30日に始まった峯入行が昨日で終了し、今日は、満願を祝う結願護摩で全てを納める。

4月4日両子寺の護摩堂前に僧侶達が集まり、般若心経を唱えた後、奥の院で般若心経を唱え満願を報告した。

その後、僧侶達は境内下の広場で結願護摩供養が始まった。丸太を井桁に組んだ上に杉の生枝を積み上げた護摩壇に点火される。炎は大きく燃え上がり、僧侶達は般若心経を唱えながら願い事を書いた護摩木を一枚一枚を炎の中へ投げ入れる。

灼熱の炎を浴びながら、全行程を僧侶達によって運ばれた護摩木が燃え盛る炎によって天空の神へと届けられる。

なんと不甲斐無い我と比べて、今日の結願護摩に参加している満願達成者達の輝いている事。うらやましいが、これも運。10年先の峯入りは、一般参加したいと思うが、さて、出来るもできないも人生。神のみぞ知る。

79歳で満願を果たした寺尾さんは、次の峯入りにも参加して歩きたいそうだが、その気力が一番大事な要素だろう。(残念ながら、2011年正月に、法華院温泉で昇天された。)

昨日は、大きく遅れて到着したと聞いた、文殊仙寺副住職の秋吉文暢副住職は元気な姿で結願護摩の炎と向き合っていた。


結願護摩を終えて、秋吉住職は、世界の平和を願い150kmほどの険しい道を歩ききった喜びを語り、総責任者の大聖寺石光住職は満願を果たした参加者を労った。

見方によれば、国東半島の峯入り行は宗教行事だが、ここ国東半島に暮らす私たちにとっては、文化そのものである。この行事が国東半島の文化として長く続けられることを強く願う。そして、世界平和と万民の健康と幸せを合わせて願う。

10年先は2020年。今日の顔が10年先も皆元気でこに集まる事を強く願い祈る。もちろん、私もである。

いつまでも綺麗な地球であります様に、平和な世界であります様に・・・・・





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