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仁王さん・国東半島の仁王さん・仁王・仁王石像

NHK プロジェクトX 東大寺南大門金剛力士像修復の記録
2012年1月 豊後高田市香々地/台林仁王石像追加

国東半島の神社やお寺の山門には、丸彫りの石の仁王像が祀られている。
石の仁王像は国東半島の全域にあり、国東塔や五輪塔など、国東半島の貴
重な文化遺産である。

鳥居と仁王像は、国東半島の神仏習合の歴史である。一部ではあるが、国
東半島では、神社にも仁王が祀られ、お寺にも鳥居が見られる。
しかしながら、明治の神仏分離令によって神社の山門から仁王排除された
り破壊された歴史があった。
神社の山門から遠ざけられていた仁王も近年になって、元々あった神社の
山門に戻されている。

【仁王関連のホームページからの抜粋】

一般的に知られる仁王は、寺の山門に祀られた木造のもので寺の山門の左
右に安置される。仁王は伽藍と仏様の守護神であり、門衛のように二体置
かれるところから二王とも書き、二王尊、二天王などの呼び名もある。
一般的には上半身裸の金剛力士像の形だが、古い時代のモノは甲冑(鎧/
よろい
を着けているものもある。
仁王は帝釈天の化身とも言われる。

向かって右が口を開けた阿形、左が口を結んだ吽形。阿吽の「阿」は口を
開くとき最初に出てくる音で、始まりを表わし、「吽」は口を閉じた最後
の音で、終わりを表わす。
阿吽の二字ですべての事柄の成り立ちを表すと言われている。

仁王は執金剛神(しゅこんごうしん)と同じもので、金剛杵(こんごうし
ょ) を持つものの意味である。阿吽の二体は、元々同体で、口を開いた
姿が阿(あ)形/那羅延金剛、口を閉じた姿が吽(うん)形/密迹金剛と
呼ばれる。阿吽の一対を総称して密迹金剛とも呼ばれる。