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赤目もぐら



よび名の通りに目が赤い

野ねずみの仲問である

野ねずみが稲田やれんげ田の中をかけまわるのにくらべて 赤目もぐ

らは屋敷の近くにいて 庭先から軒場を住みかにする

猫をからかうのが得意で

穴のふちに出てきては

チャッ チャッとなく

しばらく猫霜走して 猫があきらめ顔に去っていくと 庭石の上にで

てきて腹を日にあててあそびだす

小型の手あしでくるくると石の上でころげると キョトンとした赤目

でおきあがり 鼻の先でわらう

赤目もぐらにわらわれると運がつくというので さいきんは探す人が

ふえてきた