大藤石屋、またの名を阿弥陀堂と云う。
大不動から、杉林の中をのぼり約700m、時間にして20分ほど歩くと尾根に到達する。
尾根には、国東半島トレッキングコースの道しるべと白い矢印の道しるべが立てられている。
大藤石屋は、白い矢印の方向に尾根を越えて左へ折れ、50mも進めば小さな岩屋がある。更にその先を50mほど進むと見つけることが出来る。阿弥陀堂と云われる事から阿弥陀様を祀ったお堂だろうと想像する。今は、朽ち果てる寸前の御堂の骨組みが残るのみである。
ここを下ると西方寺の集落に通じるとある。以前は西方寺集落からこの阿弥陀堂に信者が通ったのであろう。
5月1日に西方寺集落を訪れた折に集落の老人に不動堂を阿弥陀堂と言い間違えて尋ねたら、迷いもなく『山の上に有るが、道が険しいよ。』と教えてくれた。昔のぼった阿弥陀堂のことを思い出して教えてくれたのだろう。
あちこち探したが、この大藤石屋(阿弥陀堂)に関する記録は見つからなかった。 |
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