DAIHATSU HIJET TRUCK S510P のオートライト化  2021/01/08現在      
     
     
【免責他】 :この記事は個人車両にオートライトユニットを取り付けた記録です。
:この記事を参考にして生じた問題他に関しての責任は一切負いません。

      【適応車種】:DAIHATSU HIJET TRUCK EBD-P510P 平成26年10月登録車      
【オートライトユニット】:TATLIGHT-011/パーソナルCARパーツ株式会社製 

【オートライトユニットと車両の配線関係】

【作業前の安全準備】 作業中のショートや感電事故の回避
・車両のバッテリーのマイナス端子を外しておく。
・車両のライトスイッチをOFFの状態にしておく。
・車両のキーを抜いておく。
・オートライトユニットのフューズを抜いておく。

【ハンドルユニットの下カバーを外す  下の画像は、ハンドルのカバーを外した状態。

【車両本体の配線処理に関わるカプラーと配線】
 ・オートライトユニットの接続に関係するカプラー(配線)は以下画像の2ヶ所〇囲み。
 「キーSWカプラー8P」と「ウインカー・ライトSWカプラー

【IGN線の分岐・接続】 DC12V電源線
      ①「キーSWカプラー」のロックを解除しながらメスを引き抜く。
  作業に支障のあるカプラーも引き抜いておく。
     
②ハーネステープを剥がしてIGN線(紫)を露出させる。
      ③ IGN線(紫)の被覆を1cm程剥がす。
  ・・・配線の分岐接続作業は【参考情報】で詳細説明
     
④ オートライトユニットの赤線の端の被覆を1cmほど剥がし、IGN線に巻き付け、半田付けする。
⑤半田付け部をテープで絶縁し、ハーネステープで元の状態に被覆する。
⑥分岐したIGN線(赤線)は、金属と接触しないようテープやインシュロックで固定する。
⑦カプラーを元に戻す。

【ヘッドライト・スモールライト線の分岐・接続】
①ウインカー・ライトSWカプラーを外す。
 ※この線に接続されている他のカプラーも外しておくと作業性が良い。
②ハーネステープを剥がす。
③「ヘッドライト線:桃色線」の被覆を1cm程剥がす。
  ・・・配線の分岐接続作業は【参考情報】で詳細説明
④オートライトユニットの緑線の被覆を1cm程剥がし、車両の桃色線の被覆を剥がした部分に巻き付けて半田付けする。
⑤半田付け部分をテープで絶縁する。
⑥「スモールライト線:黒色線」の被覆を1cm程剥がす。
⑦オートライトユニットの茶色線の被覆を1cm程剥がし、車両の黒色線の被覆を剥がした部分に巻き付けて半田付けする。
⑧半田付け部をテープで絶縁する。
⑨ハーネステープで元の状態に戻す。
⑩カプラーを元の位置に接続し、配線を処理する。
【IGN分岐線、ヘッドライト・スモールライト分岐線の引き回し固定画像】

【アース線の接続】
①オートライト本体の白(太)、青、黒線の端に丸形端子穴径5.3mmをカシメてボディーシャーシに締め付けられているボルト(M5)に共締めする。
※締め付けるボルトのサイズにあった丸形端子を取り付ける。
※ライト、スモールライトのスイッチはがマイナスコントロール。→白(太)、青をボディーアースへ接続する。

【光センサーの取り付け固定】
①ダッシュボード上面左端からコードをハンドル下へ通す。 
②コネクターをオートライト本体に接続する。
③センサーを貼り付ける位置を決め、その場所をパーツクリーナー等で綺麗に掃除する。
④センサーの裏紙を剥がし、接着する。

【オートライト本体の固定】
①ハンドル下の空間の適当な位置にインシュロック等で固定する。(太めのハーネス線に固定)
 ※振動でずれないようしっかり固定する。また車体の金属部と接触しないよう配慮する。
 ※ハンドルカバー取り付けの支障の無い位置に固定する。

【配線処理】
①たるんでいる配線をまとめてタイラップ等で固定する。
 ※感度切り替えSWは、扱いやすい位置へぶら下げておく。
  または、操作出来る位置へ取り付ける。
 ※コードは、切り詰めてギボシ、半田付け等で接続すればコード処理がスマート。

【完成確認他】
①接続間違いが無いか各線単位で確認する。
②オートライトのヒューズを付ける。
③バッテリーのマイナス端子を接続する。
④キーを差し込んでACC又はONにし、ウィンカー・ライトスイッチで前照灯が正常点灯する事を確認する。
⑤ウインカー・ライトスイッチをOFFにして、オートライトのセンサーを黒いもので覆い遮光する。この時、ヘッドライトが点灯することを確認し、点灯すればOK。
取り付け完了


■以下参考資料
【車両のヘッドライト・スモールライト線とコントロールの確認】
※バッテリーが接続された状態で、キーSW操作、ライトSWを操作するので、感電しないよう、ショートさせないよう注意深く作業を進めること。
・スモールとヘッドライト制御線がカプラーのどの色の線かと各線のコントロール(プラスかマイナス)かを確認検証する。
①カプラーの線にテスターのプラスを接触させ、マイナスは車両本体の金属部へ接触させる。
②キースイッチとライトスイッチを操作し、各線の電圧を測定する。
結果:スモールは線、ヘッドライトは色線で両色線とも点灯時0Vに変化する事からマイナスコントロールである事が検証できる。
参考・・負荷を基準に、バッテリー側にスイッチがあるのがプラスコントロール、マイナス(グランド)側にスイッチがあるのがマイナスコントロール。

※以降の作業は感電やしょーとの事故を回避するためにバッテリーの-端子を外しておくこと。
【機能ON/OFFスイッチの追加と感度切り替えスイッチ取り付け】
・運転席右端のスイッチメクラ蓋部に機能ON/OFFスイッチと感度切り替えスイッチを追加した。
 機能ON/OFFスイッチはエーモン社のロッカスイッチ3215を使用。
①運転席右端のメクラ蓋を2個取り外す。
②機能ON/OFFスイッチ取り付け用にメクラ蓋中央にΦ20mmの穴を開け、リブの一部をしカットする。
 ※加工の難度が高いので、メクラ蓋取り替え用のスイッチを選択する方をお勧め。 私は見栄え重視でこの方法とした。
③感度切り替えスイッチ取り付け用にΦ12mmの穴を開け、ロックナットが締められる範囲のリブをカットする。
④エーモンの3215ロッカスイッチをメクラ蓋に取り付ける。外径に一部出っ張り(回り止め)があるので、ヤスリで削り落としておく。・・この逃げを穴に加工する余裕が無い。
⑤三つの端子のに赤色線長さ20cmを半田付けする。の端子に黒色線30cmを半田付けする。
⑥各端子に熱収縮チューブを被せて加熱。・・絶縁処理。
⑦赤線にギボシオスをカシメる。(絶縁キャップを必ず付けておく。)
⑧赤線にギボシメスをカシメる。(絶縁キャップを必ず付けておく。)
⑨黒線に丸形端子穴径5.3mmをカシメる。
⑩3本の線のスイッチ寄りのところをテープで縛っておく。
⑪感度切り替えスイッチの線をスイッチから20cmのところで切断し、ギボシ端子をカシメる。(切断した相手線と接続できるようにギボシの組み合わせをする。絶縁キャップは必ず付ける)

【機能ON/OFFスイッチの結線】
・オートライトユニットの赤線をオートライトユニットとヒューズ間で切断し、この間に「機能ON/OFFスイッチ」を追加接続する。スイッチの①、②の接続はイルミネーションLEDがスイッチONで点灯するように行う。

【感度切り替えスイッチの結線】
・スイッチとオートライトユニットの本体間を切断し、両端にギボシコネクタを取り付け、スイッチを取り付けた後に接続する。・・絶縁キャップは必ず取り付ける。(もしくは、半田付け後絶縁処理する。)

【IGN線、ライト制御線、スモールライト制御線の分岐方法詳細】


【コード処理イメージ】
・オートライト本体を固定する位置を決め、コードの接続位置を決め、接続や引き回しに合わせてコードの長さをきめて処理する。・・多少の余裕を見て作成する。
※オートライト本体を固定し、各スイッチを固定後にコードとギボシ端子を処理し、配線を固定しても可。

end