suc2z1c ・・・・・ 杵築市山香小武 天住山 小武寺の仁王石像


2006/2/10

良いお天気の今日。いつ行こうかと思いながら、延び延びになっていた山香の小武(おだけ)
寺の仁王さんに会いに行くことにした。

国道10号線からだと、山香の広瀬から太田の波多方峠へ抜ける県道31号線を1kmほど上
ると小武の道案内がある。それに従って左折し、1kmほどで山門と仁王が見えてくる。

山門のに高野山真言宗小武寺とある。(天住山小武寺)
無住で、寺の面影は、仁王の立つ山門と境内の石像仏と再建された薬師堂他。
薬師堂には、県指定文化財の木像薬師如来立像が安置されている。

さて、本題の仁王さんは、身の丈1.2mほどの丸彫りで、ずんぐりとした、やや躍動感の乏
しいものだが、顔の造形は、思い切ったデフォルメで、なかなか面白い。特に、頬骨が誇張さ
れ、口をつきだした特徴あるものとなっている。目は、銅板を叩いて形成したものがはめ込ま
れている。
この形式は、安岐町両子の両子神社の仁王さんにも見られる。
最高の青空の下で、仁王さんの周りを何度と無く廻って、その造形を眺めた。
台座や背面を覗いてみたが、作者や製作年等の文字は見あたらなかった。