|
・ |
国宝の大堂で知られる富貴寺は豊後高田市本宮
から3.3km程の豊後高田市蕗にある。
蕗川がながれる静かな谷間にひっそりと佇む富
貴寺にふさわしく、歴史に角がまるめられた柔
らかい姿みせている。
今は仁王門の中に納められているが、元々は雨
ざらしで睨みを聞かせていた様だ。
全体的には丸みをおびた造形があんこ型力士を
思わせ、両子寺の仁王石造に見られる筋肉質で
たくましい均整のとれたものとは異なる。
富貴寺のの仁王像の方がより古い日本的な造形
のバランスを感じる。
江戸中期(1751年以降)
像高 阿形像、吽形像共に173cm |
|
|