suc2f1c ・・・・・ 真玉町/真玉寺 仁王石像   



2004/03・2006/02

寺の境内にたてられていた寺史転記

龍守山真玉寺臨済宗東福寺派(無住)

 ●中世真玉氏の菩提寺
  延文二年(一三五七)真玉庄の地頭初代重実により
  寺の原に創建。宝陀寺住職悟庵和尚を開山第一祖とずる。
 ●弘化三年(一八四六)寺の原より現在地に移転

文化財
 ●真玉氏居館跡 県史蹟昭和六十年三月二九日指定
  文和元年(一三五二)木付重実が前真玉氏の跡をついで
  入部、居館として以来九代二三八年続く。
 ●真玉寺石殿 県有文昭和五一年三月三十日指定
  長禄三年(一四五九)
  軸部正背面に六地蔵。両側面に阿弥陀・地蔵
 ●真玉氏系図 町有文昭和五九年一月一九目指定
  亨保十六年(一七三一)真玉寺住職豊嶺和尚によって
  記された中世地頭真玉氏の系図

その他文化財
 ・山門 ・弥勒堂(弥勒菩薩・十六羅漢・毘沙門天)
 ・仁王 ・無縫塔 ・庚申塔二基 ・経塚 ・地蔵菩薩

         平成十二年十月吉日 真玉町教育委員会
場所は、県道213号線から真玉温泉へ向かう新しい道路から
一本住宅地に入り込んで走ると、真玉学校の手前に位置する。
少々わかりにくいが、真玉町学校を目指せばたどり着く。

寺は、どんどん荒れていく。2004年に訪れた頃に比べ、さ
らに荒れた様に感じた。
仁王は、蓮池と門の間に立ちはだかって、邪気の侵入を鋭い目
で威嚇している。
その鋭い目は、大きくえぐられた穴に銅板を埋め込んだもの。
安岐町の両子神社の仁王も銅板の目が埋め込まれている。
吽形の仁王さんの目は銅板が欠落している。