suc2c1b ・・・・・ 国東町山吹/初八坂社の仁王石像      2003/09/27

 国道213線・国東町鶴川の交差点(歩道橋)から山方向へ向かい、安国寺遺跡の中
を通る道を約4kmの距離。
今日は黄金色にかがやく水田の中の道を気持ちよく走ってここまで来た。コスモスも彼
岸花も黄金色の風景によく似
合っていた。
立派な鳥居の向こうに凛々しく仁王立ちする姿は圧倒的な威圧感を発している。
丸彫りのあんこ形仁王の綱金剛力士像に相応しい風格である。


この仁王像は、県内で一番大きく、石工は国
東町浜町の佐藤茂助政近の作で、文政七年
(1824)この地に建立され、神仏習合の
時代は多くの崇敬者親しまれていました。し
かし、明治元年(1867)の神仏分離令に
よって廃仏毀釈運動が起こり、仁王像の一部
が破壊され、明治四年頃に台座を残したまま
仁王像のみが、西隣の元国東小学校山吹分教
場入り口に移転されていたと考えられます。
この度、国東町給食センター建設に伴い、地
元区民の願いと関係者のご理解で、元の台座
に百三十年ぶり(平成十四年四月二十七日)
に無事遷座復元されました。
堂々とした風格が漂う一対の仁王像が、神社
の伸門前に立つ姿は珍しいと注目されていま
す。下の刻字は、淫禍、善福とあり、淫らな
行為や禍を戒め、善して福となし、外敵を押
し退け心を清らかにして参拝する意味であり
ます。・・・とある。

像高 255cm
像高 240cm