2006/03/19
安岐町から豊後高田に通じる県道を上り、安
岐ダムから下る安岐川と朝来川が合流する地
点から朝来川沿いに上ると、最初の集落が朝
来(あさく)の弁分(弁分)地区である。
その地区の中程に臨済宗妙心寺派西白寺があ
る。
朝早く訪ねて、境内を隅から隅まで探したが
仁王さんには会えない。
なんと、仁王は本堂の中に置かれていた。
住職に案内されて本堂へと上がった。途中、
裏庭の見える縁へ案内され、外を指さして仁
王の説明をしていただいた。
仁王は裏庭の石座にあったのだが、小さいの
で悪戯を懸念して本堂へ納めたそうだ。台座 |
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には、両子寺と書かれているそうで、両子山
との関係があるようだとの事。
仁王はベンガラと思しき彩色がされている。
これは、大田村の宝陀寺の仁王にほぼ同じも
ののように見える。
身の丈は、40cmほど。
外の出て台座を覗くと、「足引山栄代居士」
と、もう一方には、「両子山大権現」とあり
裏には、「石工渡辺高士」が読みとれた。
裏庭には、多くの石像がある。
下の写真の手前左右の四角い石が仁王が置か
れていた台座である。 |
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