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食品すずめ |
野鳥の会というのができて 沼や川べりに集って なにかとブーム をうんでいる 望遠鏡をすえつけたり 鳥の数をかぞえて統計をとって 保護かん さつの資料にしている 野鳥の会が ひたすら失われる鳥に目をつけたり 生活の場をなく すじょうきょうを記録にとどめる一方で いなかや小都市の学校で は「食品すずめ」というのが話題をまいている 主に食物による習性の変化だといわれているが いちばんの特徴は 人をおそれない それに やたらインスタント食品にたかり 給食 やパンの配達の車を襲うという報告がきている 空気銃の規制が厳 しく 愛鳥思想はたかまりなにより 学校給食の残量がふえたこと が この習性をうんだらしい 給食は残量によって指導の評価が行われるところがら 山や 校地 にすてていたが 野犬の巣になって社会問題化し さいきんは 屋 上でかんそうするところがふえてきた ひとのにおい ひとのだえきをのみこんだ雀が人をおそれるはずは ないおまけにはなのきく雀だ 運転台につきあたっておちるのはまだしも いなかでも 窓をあけて授業がならないという 授業より 食品すずめにこどもの目はひきつけられる むりからぬというわけだ |