豊後高田市観光協会設置の説明板書きの転記
■所在地:豊後高田市大字県字堂山
■解説
智恩寺は、六郷山二十八本寺の一つで、本尊薬師如来養老二年
(七一八)に仁聞菩薩の開基と伝えられ、天台宗である。
宝亀二年(七七二)八幡宇佐宮から、六郷山別当に神円、惣堂
達に良範が派遣された。
天正四年(1586)島津軍豊後に進入、兵火の余波で堂宇烏
有に帰す、当時本尊仏は、井底に投じられ難をまぬかれた。
講堂の主柱に、六郷山峰入りの墨書きがあり往時の盛況を物語
る。
旧正三日、修正鬼会を勤修していたが、昭和二十九年を最後に、
以降県地区講中で護摩焚にかえた。
・講堂 薬師如来 日光 月光菩薩 十二神将
・観音堂 観世音菩薩 外
・境内 六所権現社 国東塔 石造仏等
■指定年月日
昭和五十三年三月三十一日県指定有形文化財
智恩寺跡昭和五十六年四月一日市指定史跡
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