大岩屋山 応暦寺    

sub7f03 2002年8月



国東六郷満山霊場第十一番札所
真玉温泉を過ぎると蓬莱の湯という温
泉の看板がある。これを目印に小さな
川沿いの道を入り込み、数百メートル
で応暦寺の駐車場にたどり着く。
駐車場から応暦寺は目と鼻の先。

駐車場から応暦寺に向かって右手には
尻付山が優美な姿を見せる。

山もみじが鬱そうとしげる急な石段を
上るとあばら骨が強調された少し痩せ
ぎすの仁王が山門前に立ちはだかる。

私が訪れた午後5時過ぎは境内の山も
みじが山門の奥に太陽光に透かされて
鮮やかな緑を見せていた。

山門をくぐるとあまり広くはない境内、その正面に本堂が、左手には
観音堂が配置されている。
境内には身の丈3mほどの地蔵石造(5.27m)、聖徳太子石造、
隠切支丹五輪塔(江戸末期)、石版レリーフの仁王像一対、宝篋印塔
(南北朝時代)、等々おおくの石造文化遺産が見られる。
また堂内には本尊千手観世音菩薩(鎌倉時代)、仁聞菩薩御自作伝不
動明王座像(平安時代)、不動明王立像(鎌倉時代)、阿弥陀如来
(室町時代)、聖観世音菩薩(室町時代)、地蔵菩薩(江戸時代)、
寺宝燈明石像(江戸時代)、役行者石像と二鬼(江戸時代)、その他
十一面観世音、妙見菩薩等が安置されており、本堂に上がって拝観で
きる。

寺の横から約300mほど上ると堂の迫磨崖仏がある。