sub3-b2e 2014/03/25 奈多行幸会道を歩く-3

宝篋印塔 13:33 塔野板碑

塔野板碑を見上げる御一行

蓮池へ通じる行幸会道


蓮池  13:55 油原の山神社

油原道の石畳と石橋

岩盤が洗い出された鰻渕あたり

すばらしい空間が広がります。  14:31
県調査資料には、・・・上湯原と下湯原の途中に菱池があり、下湯原と城園の間には鰻渕(旧字名。かっての八目鰻の生息地)がある。この渕の道筋には石畳が敷かれていたが、昭和三十六年の水害により流失し今はわずかに残存するのみ。・・・とある。

無住となった油原集落を過ぎて、下り始めると、道の両側は、石垣が積まれ、所々に石畳が残っている。鰻渕の上辺りには、丈夫な石橋が今もしっかりとその姿を留めている。

昨年、この道を通れるようにしようと、安岐町の雄志で藪切りをしたが、その後の降雪他で倒木や倒れ込んだ竹が再び道を覆っていた。

それにしても、これだけの道を作った先人のエネルギーに凄さを感じる。昭和36年の水害は、私が10歳の時だったが、高台の我が家も床下浸水となり、地域に大きな爪痕を残した。この水害で、国東半島の軽便鉄道も廃線となった。

この道は、奈多行幸会道の中で最もすばらしい自然景観を楽しめる場所と思える。

すばらしい景観の中を私たち一行は城園寺跡へ向かって下っていく。


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