国東半島内に多く点在する文化財として、石造の神や仏、それらを祀る石祠、
宝塔などがある。
これらは、風化や自然災害や盗難などによって、どんどん失われていく。
一度失われたら二度とその姿を見ることは出来なくなってしまう。
今日は、豊後高田市の黒土にある福間磨崖仏をみた。ここも年月による風化や
風雨による倒木で、その姿が自然に飲み込まれようとしていたが、同市の文化
財課や教育委員会によって修復され、再びその姿をとどめた。
ありがたいと強く思う。まだまだ、多くの文化財が自然に飲み込まれようとし
ている。限られた予算の中で優先順位からすれば、後回しとなりがちと思うが
計画的な保全を期待したい。 |
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