我が家は仏教の浄土宗。
私が選んだ訳では無く、ご先祖様から引き継いで今に至る。
浄土宗は法然さんが開いたとされる大乗仏教。本尊は阿弥陀如来。
毎年、この時期に行われる盂蘭盆会の法要。さて、盂蘭盆会とは?
と言うことで調べてみた。
7月15日を中心に7月13日から16日の4日間に行われる仏教行事。
父母や祖霊を供養したり、亡き人を偲び仏法に遇う縁とする行事。
盂蘭盆は、サンスクリット語の「ウランバナ」。
食べ物を盛り上げて備え、ご先祖様の法要と同時に餓鬼への施しを
行う法要。こんな言い伝えに基づく行為とも言える。
安居(あんご=修行)の最中、神通第一の目連尊者が亡くなった母
親の姿を探すと、餓鬼道に堕ちているのを見つけた。
喉を枯らし飢えていたので、水や食べ物を差し出したが、ことごと
く口に入る直前に炎となって、母親の口には入らなかった。
哀れに思って、釈尊(お釈迦様)に実情を話して方法を問うと、
「安居の最後の日にすべての比丘(びく=修行する者・空腹の者)
に食べ物を施せば、母親にもその施しの一端が口に入るだろう」と
答えた。
その通りに実行して、比丘のすべてに布施を行い、比丘たちは飲ん
だり食べたり踊ったり大喜びをした。すると、その喜びが餓鬼道に
堕ちている者たちにも伝わり、母親の口にも入った。
この話から、盂蘭盆会の法要と施餓鬼がセットで行われる様になっ
たようだ。 |
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