生活に深く密着し、なくてはならない存在だった寺。
考え方や文化や生活様式の変化で、その位置づけも変わりつつある。
寺は、寺と檀徒の強い結びつきで成り立ち、信仰心で存続を支えてき
た。
その寺も、人口の減少、信仰心の希薄化で、維持管理が徐々に難しく
なっていくだろう。そのことに気づいている寺は檀家のみに頼らない
存続の工夫を始めている。気づいてない寺は、昔ながらのやり方を継
続し、その煩わしさから、先々檀徒が離れていく事に気づかずにいる。
人口が減れば、当然寺の葬儀収入も減少し、先祖の法要行事も減少し
ていく。
豪華絢爛な伽藍を維持管理する費用の確保も難しくなる。
いまから、この環境の変化を理解し、経費削減や檀徒減少に対しての
軌道修正が急務だろう。寺中心の今の仕組みはどんどん崩壊していく。 |
|