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仏と神/11月4日

日本は神の国で始まった。

神は、目に見えぬ恐怖の対象。それは、風であり、雨であり、

地震であり、火であった。

神は、怒り災いをもたらす怖い存在。だから、神が怒って災い

がおきない様、静まっていただきたいと願う対象だった。

さらに、願いをかなえてほしいとの願望も神への祈りの対象と

発展して来たのだろう。

後に、大陸から伝わった仏は、苦しみを救う存在として受け入

れられた。

こうやって神と仏を何かに例えてみると、神は頑固おやじ、仏

は優しくかばってくれる母親となりはしないだろうか。