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龍角散/12月13日

喉の調子が悪いので龍角散を買った。

私が勤めていた会社に入社した職場に、アルミの銀色に輝く

龍角散の缶を机に上に置き、時折小さなスプーンで口に放り

込んでいる先輩がいた。

さて、あれから40年程経つが、龍角散の缶は昔のまま。

あの当時の先輩を真似して小さなスプーンで口の中に放り込

んでみる。喉の奥に絡むタンは一向に変化無し。

3日ほどで、机の上の黒いマウスパッドは白い粉だらになっ

た。