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自然/7月14日



隣接する畑の主の死去で畑は荒地と化した。

跡継ぎはいるが、会社勤めで畑など興味はない。

その荒廃した畑はイノシシのいい棲み処となったようで、夜な夜な

出てきて隣接の我が畑や田んぼを掘り返して悪さする。

何度も何度も溝を潰され、畔の石垣を崩す。仕方なく、耕作放棄地

の草を幅1mほど刈らせていただいた。驚いたことに、鬱蒼と茂っ

た草を刈り払っていたら、イノシシがつくったと思われる隠れ家が

出てきた。草を器用に丸めてねぐらをつくっている。これなら、昨

日までの大雨も確実に凌げる出来。たぶん、時折見かける子連れの

イノシシだろう。可愛そうにも思ったが、草刈り機で壊してしまっ

た。これで、どこかへ行ってくれることを願う。

高齢化と過疎で荒廃していく生活環境。この先人間はここには住め

なくなるだろう。人間が住むのに丁度いい自然は難しい。